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目標は全国ベスト4。個の強化、攻撃型の3-4-3システムに挑戦中の実践学園が東京朝鮮撃破!

ゲキサカ / 2019年5月20日 19時40分

実践学園高DF竹原快(3番)が相手の突破を阻止

[5.19 インターハイ東京都1次予選2回戦 東京朝鮮高 0-2 実践学園高 実践学園高G]

 これまで以上に個の強化にクローズアップしている実践学園が、東京2次トーナメントへ――。令和元年度全国高校総体(インターハイ)「感動は無限大 南部九州総体2019」サッカー競技(沖縄)への出場2枠を懸けた東京都予選は18日と19日に1次トーナメント2回戦を行い、2次トーナメントに進出する19校が出揃った。2年ぶりの全国出場を狙う実践学園高と東京朝鮮高との強豪対決は実践学園が2-0で勝利。実践学園は6月8日の2次トーナメント2回戦で大成高と戦う。

 実践学園は今年の強みであるFW鈴木駿一(3年)、FW佐藤恵允(3年)、FW永瀬啓太(3年)の強力3トップ、WM型の3-4-3システムを採用。サポートする選手の運動量も必要だが、各選手は何よりも目の前の選手を止める、抜くなど局面で勝つことを求められている。深町公一監督は「実践に来た子たちを(人間性を含めて)どう伸ばすか。どんな選手でも伸ばす。(今春から)個を作るために(攻める、守るという)役割を明確にした」と説明。元日本代表MFの遠藤雅大コーチの指導を受けながら、徹底して個の強化を図っている。

 この日は、都1部リーグで快勝(3-0)している東京朝鮮相手に課題の緩く入ってしまう部分が出てしまっていた。加えて、チームの重心が前寄りになっているため、例年の安定感高い実践学園に比べると隙があり、波もある戦い。それでも、5分に鈴木が圧巻の高さからヘディングシュートを放ち、8分にはMF中村昇太(3年)の右CKをDF竹原快(3年)が頭で合わせる。

「セットプレーのヘディングは自分の一つの武器。相手が(東京)朝鮮で結構強かったんですけれども、自分の武器で勝てていたので良かった」という竹原の一撃。クロスバーの下方を叩いて真下に落ちたボールが、ゴールラインを越えて先制点となった。

 実践学園はその後も個の強さでボールを前進させる佐藤と、鋭い縦突破を見せる永瀬の両翼を中心とした攻撃。だが、失ったボールの奪い返しができず、東京朝鮮のMFク・ソンハッ(2年)やMFペ・ビョンチョル(2年)にサイドを変えられてしまう。守りの薄いサイドから攻められた実践学園は東京朝鮮のMFキム・スソン(3年)やFWパク・ソンヒョ(3年)にシュート、ラストパスまで持ち込まれていた。

 個の強化を強調する実践学園だが、サポートする選手のハードワークがなければチームのリズムが崩れてしまう。この日はキーマンのMF古川真人(3年)含めて、「中盤の運動量が足りなかった」(深町監督)ということで悪い流れに。GKチン・ユヨン(3年)やCBアン・ジェノ(3年)中心に守る東京朝鮮からなかなか2点目を奪うことができず、逆にパク・ソンヒョクに枠へシュートを打たれるなど危ないシーンがあった。

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