1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

大成、6発発進。“真の挑戦者”となった新鋭が全国初出場に挑戦:東京

ゲキサカ / 2019年5月21日 14時43分

大成高の攻撃的ボランチMF内田康平は中央突破などから攻撃に絡み、1ゴール

[5.19 インターハイ東京都1次予選2回戦 大成高 6-0 日大鶴ヶ丘高 実践学園高G]

 “真の挑戦者”となった大成が全国初出場に挑戦する――。令和元年度全国高校総体(インターハイ)「感動は無限大 南部九州総体2019」サッカー競技(沖縄)東京都予選1次トーナメント2回戦2日目が19日に行われ、大成高が日大鶴ヶ丘高に6-0で快勝。19チームが戦う2次トーナメント進出を決めた大成は、同2回戦(6月8日)で実践学園高と戦う。

 大成は昨年度の選手権東京都予選で同大会初のベスト4、決勝進出(準優勝)。今年の関東大会予選でも代表決定戦である準決勝まで進出した。いずれも1点差で惜敗したものの、昨年、今年と東京都の壁を破る間際のところに到達。数年前までは、ベスト16などで強豪相手に好勝負を演じながらも惜敗が続いていたが、先輩たちが積み重ねてきたものが力となり、現在は全国区のチーム相手でも名前負けせずに勝負できるようになってきている。

 帝京高でプレーしていた高校生時代に全国準優勝を経験している豊島裕介監督は「(今年の選手たちは)自信を持って、ビビってはいないです。負けてもいい(の姿勢で臨む)、ではなくなっています」と語る。徐々に結果を出していることで得た自信も大きい。挑戦者の立場は以前と変わらないが、格上の相手にあわよくば勝つというチームから、彼らはどの試合も全力で勝ちに行く“真の挑戦者”へ変化。昨年から先発メンバーの多くを残す今年、「謙虚に、隙を見せないチーム作りをやってきました」(豊島監督)という大成は、全国出場を本気で狙っている。

 そのインターハイ予選初戦は日大鶴ヶ丘と対戦。MF下造座悠太(3年)やMF渕沢愛斗(3年)を中心に徹底してボールを繋ぎ、最前線の大型FW嶋根礼斗(3年)や最終ラインから攻め上がりを見せるCB伊藤碧斗(2年)もアクセントに攻める相手に対し、大成は取り組んできたボール奪取からの切り替え速い攻撃で勝負を決める。

 前半8分、ロングスローのこぼれから右SB加藤竜吾(3年)が先制ゴール。さらに11分にはMF今西奏真(3年)の右CKを左SB丸山大哉(3年)が合わせて2-0。15分にもMF宮脇茂夫(3年)の左足FKがGKとクロスバーを弾いてこぼれ、これをFW平川優大(3年)が押し込んだ。

 相手ボールを奪うとMF内田康平(3年)やFW杉田健(3年)らが切り替え速く中央突破。内田は「自分は縦に行って勝負できる方。(奪った後、中央のスペース)そこはチャンスと言われていたので、ボールを獲ってからの切り替えの速さは意識して試合をしていました。スピード感を持って相手の嫌なところを突いて(前半に)5点獲れたのは大きかったと思います」。前半34分にはMF大石勇冴(3年)とのパス交換で中央を抜け出した今西がGKもかわして4点目。アディショナルタイムにも、宮脇が左サイド後方から蹴り込んだ左足FKをファーサイドの内田が右足ダイレクトでゴールに叩き込んで5-0とした。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください