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神村学園が「柔よく剛を制す」で出水中央を撃破、3連覇で全国一番乗り

ゲキサカ / 2019年5月25日 22時15分

神村学園高が全国大会出場一番乗りを果たした

[5.25 インターハイ鹿児島県予選決勝 神村学園高 3-0 出水中央高 ]

 令和元年度全国高校総体(インターハイ)「感動は無限大 南部九州総体2019」サッカー競技(沖縄)の鹿児島県予選の決勝戦が25日に行われ、神村学園高が3-0で出水中央高を破り、3連覇を飾った。神村学園は全国大会出場一番乗り。全国大会は7月26日に開幕する。

 技術と戦術理解に定評のある神村学園に対し、県内随一の運動能力を誇る出水中央の一戦は、互いに持ち味の出る試合となった。試合の立ち上がりは、ともにチャンスがあった。神村学園は、前半5分にMF濱屋悠哉(3年)が鋭いミドルシュートを飛ばし、前半9分にも右MF野辺滉生(3年)のクロスを左MF樋渡鯉太郎(3年)が折り返し、濱屋がシュートを放つ好機を作り出した。出水中央は、前半3分に推進力のあるFW松山正利(3年)がシュート。前半12分には身体能力の高いMF大村龍之介(3年)のロングスローで押し込み、こぼれ球を右DF森優伍(3年)がミドルシュートを狙った。

 スコアが動いたのは、前半18分の給水を過ぎてからだった。前半23分、出水中央は木場駿之介(3年)のパスで抜け出した大村が決定機を迎えたが、シュートはクロスバーの上。さらに1分後、MF谷本啓斗(2年)の縦パスから松山がドリブルで相手を引きつけ、スルーパスに抜けた大村がシュートを放つ場面があったが、相手のブロックに防がれた。

 すると前半26分、窮地をしのいだ神村学園にチャンスが到来。左に抜け出したFW寺田聡(2年)のバックパスを受けた主将の軸丸広大(3年)が鋭い縦パスを送り、反応した濱屋が倒されてPKを獲得。濱屋が自ら決めて、神村学園が先制した。リードを得た神村学園は、前半29分に相手シュートをキャッチしたGK吉山太陽(2年)が素早いパントキックで強烈なカウンターを繰り出して会場を沸かせるなど、少しずつリズムが向上した。

 一方の出水中央は、谷本が負傷交代。それでも後半の立ち上がりに2度の決定機を作り出したが、ともに相手GKに防がれ、同点に追いつけなかった。神村学園は、またもピンチの後にチャンスあり。後半7分、MF永吉飛翔(2年)が寺田とのワンツーからタイミングよくミドルシュートを放つと、クロスバーに当たって、ゴールに飛び込んだ。前日の準決勝でもペナルティーエリア角から鮮やかなミドルシュートを決めており、大舞台で連続得点。優位を決定付ける追加点を奪った永吉は「2点目が欲しい状況だったけど、シュートが少ない時間帯だった。思い切り打とうと思った。ゴールは、常に狙っているし、シュートは得意」と胸を張った。

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