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三重の4連覇を阻止。高専チーム初の全国を狙う近大高専が粘り勝ちで三重4強進出

ゲキサカ / 2019年5月26日 22時55分

PK戦勝利を喜ぶ近大高専イレブン

[5.25インターハイ三重県予選準々決勝 三重高 1-1(PK2-4)近大高専 伊勢フットボールヴィレッジ]

 令和元年度全国高校総体(インターハイ)「感動は無限大 南部九州総体2019」サッカー競技(男子)の三重県予選準々決勝が25日に行われ、3連覇中の三重高と近大高専が対戦。両者譲らずPK戦までもつれた一戦は近大高専が勝利した。近大高専は6月1日の準決勝で海星高と対戦する。

 初戦で昨年度のインターハイ出場校である伊賀白鳳高を撃破したのに続き、今度は大会3連覇中の三重に粘り勝ち。高専チームとして初の全国大会出場を狙う近大高専が2年連続でのベスト4進出を果たした。

 昨年も全国出場を懸けた決勝リーグの最終節で三重と対戦したが、0-5で完敗したため、「めちゃくちゃ悔しかったので、今日は絶対に三重高に勝つぞという気持ちを全員が持っていた」(DF宇利友樹、3年)。この日も立ち上がりから、DF小嶋奏(3年)を中心としたボール回しから縦を狙った三重のペースで試合が進んだ。だが、「ミスは自然と出てくるので、相手にボールを持たせてショートカウンターを狙っていた」(亀井俊彦監督)という近大高専は、統率のとれた守備でしっかり対応。FW山口海斗(3年)を中心に狙い通り少ないチャンスをきっちり相手ゴール前まで持ち込むと、前半8分には左CKのこぼれ球をDF百地京平(3年)が頭で押し込み、先制した。

 以降も落ち着いた守りで三重に決定機を与えず試合を進めたが、前半終了間際に同点ゴールを献上してしまう。三重はDF飯坂唯人(3年)のクリアボールがMF浅野響(3年)に渡ると、PA前から打たれたシュートが近大高専DFに当たり、ゴールに突き刺さった。

「ライン設定も良かったし、声も皆で出せていた。自分たちの思った通りにボールが獲れてベストゲームだと思っていたので、最後に失点したのが悔やまれる」。宇利がそう振り返る近大高専だったが、ハーフタイムに気合を入れ直すと、後半3分にはPA左を仕掛けたFW古谷琉奇(3年)が倒され、PKを獲得。再リードを手にするチャンスだったが、キックは三重GK佃幹也(2年)に阻まれた。

 チャンスを逃した影響もあり、後半は三重に押し込まれる場面が続いたが、「『我慢!我慢!』と声を掛け合いながら、最後まで諦めない気持ちでやっていた」(宇利)。高さのある百地の跳ね返しや、GK奥永拓摩(3年)のセービングでピンチを凌ぎ続けると試合は延長戦へと突入した。

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