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先発抜擢組が活躍!積み重ねてきた粘り強さ、自信も発揮の北越が前回王者・新潟明訓撃破!:新潟

ゲキサカ / 2019年6月2日 7時37分

 ボールの握り合いとなった前半は、中盤の攻防戦で主導権を握った北越のペースに。加藤がボールに多く絡んで動かし、トップ下の五十嵐やMF三島旭陽(3年)がギャップで受けてオープンスペースへ展開する。そこへ50m走5秒9の快足SB藤吉玲依主将(3年)が走り込み、安藤のキレのあるドリブルやコンビネーションでの崩しも交えて相手にプレッシャーをかけた。

 24分には先発復帰した左SB土田永遠(3年)の左足クロスがファーサイドのポストを叩いてゴールイン。その後も安藤のカットインシュートなどで攻める北越に対し、新潟明訓も10番MF田中想人(3年)のスルーパスがPAのFW阿部凛太郎(3年)に通るシーンがあったが、北越は決定打を打たせない。

 新潟明訓は後半開始からボランチにMF高橋祥太(3年)を投入して流れを変える。相手を見て、判断しながらボールを前進させる中で、特にプレー判断と技術の高さ光るMF高橋一誠主将(3年)が存在感。7分にインターセプトした高橋がそのままPAへ切れ込み、10分にはMF反町太郎(3年)の右クロスがゴール前の阿部に入った。

 ただし、ややゴール前での大胆さが欠けていた部分もあった新潟明訓はPAまでボールを運びながらシュートチャンスを逸するシーンも。一方の北越は藤吉のスピードを活かしたカウンターからクロスにまで行く場面こそあったが、全体的に前に行くのか、2点リードを守るのかの判断が曖昧でボールを繋ぐことができない。

 後半20分以降は交代出場の下級生たちも絡んでボールを動かす新潟明訓に飲み込まれかけていた。それでも荒瀬監督が「今まで出ていなかった子が良く頑張ってくれた」と評したCB棚橋怜央(3年)やチームリーダーの藤吉、CB下間蔵之介(2年)、183cmGK平山颯太(2年)がゴールを死守。相手のパワープレーも跳ね返した北越が決勝へ駒を進めた。

 藤吉主将は今年の北越について、「去年に比べると、一人一人の個人の強さは落ちているんですけれども、やっぱり全員が走るとか気持ちの面とか強いと思う」と分析する。2日の決勝では選手権予選で逃したあと1勝に再挑戦。今年は、これまでルーキーリーグやフェスティバルも含めて2位続きだったという代だが、「歴史を作れれば良い」(藤吉)、「試合の入りから集中して出たら試合を決めてやるという思いをもってやりたい。ゴールを決めて勝利に貢献したい」(五十嵐)という意欲を持って決勝に臨む。

(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2019

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