ボール支配し、個性も発揮した八戸学院光星が十和田工に3-0勝利、青森3位に
ゲキサカ / 2019年6月4日 19時13分
[6.3 インターハイ青森県予選3位決定戦 十和田工高 0-3 八戸学院光星高 ダイハツスタジアム]
3日、令和元年度全国高校総体(インターハイ)「感動は無限大 南部九州総体2019」サッカー競技(沖縄)青森県予選3位決定戦が行われ、十和田工高と八戸学院光星高が対戦。八戸学院光星が3-0で快勝し、3位に入った。
今年の青森県の東北大会出場枠は2。次のステージへの切符がかかった試合ではなかったが、両校が熱いゲームを演じた。序盤からポゼッションして相手を押し込んだ八戸学院光星が6分に先制点。ゴール前にこぼれたボールをMF櫛桁稜生(3年)が左足で豪快に蹴り込んだ。
先制した後も八戸学院光星がボールを握った。佐藤基治ヘッドコーチが「止めて・蹴るがしっかりできないと山田さんにチャレンジできない。練習から気をつけています」と語る八戸学院光星は、中盤で余裕のある動きと多彩なキックを見せていたMF水口大都(3年)やいずれも正確なフィードが特長のCB山美颯人主将(3年)とCB小島裕介(2年、青森山田中出身)をアクセントにビルドアップ。そしてエースFW宇部大樹(3年)ら前線の選手たちがポジションを入れ替えながらボールを動かし、仕掛け続けていた。
一方の十和田工はボールサイドに人数をかけてしつこい守り。序盤は相手の奪い返しの速さに苦戦していたが、前半半ば頃から少しずつ落ち着いてボールを繋げるようになった。その中で10番FW岡畑諒太郎(3年)にボールが入ると、攻撃がスピードアップ。単独突破でFKを獲得していたほか、MF向谷地悠大(2年)とのコンビなどからボールを前進させていた。そして、前半32分には左クロスのこぼれをMF川村巧(3年)が左足で狙い、35分は川村の右アーリークロスを岡畑が1タッチで狙うが、いずれもわずかに枠を外れてしまう。
八戸学院光星は後半開始から投入された1年生MF久米田泰我が異質の動きで相手DFを翻弄。佐藤ヘッドコーチも「1年生らしくないです」と認めるアタッカーは、投入直後にワンツーから左足シュートを放つと、その後もトリッキーな仕掛けから決定機を連続で作り出す。
だが、十和田工は1年生GK柳瀬翼がビッグセーブを連発。必死の守りからカウンター攻撃で同点を目指した。だが、その攻撃を落ち着いて封じた八戸学院光星は後半27分、水口の絶妙なスルーパスで抜け出したMF遠山北斗(3年)がGKとの1対1を制して2-0。アディショナルタイムにも左SB鈴木駿都(2年)の左クロスを右SB赤坂祐太朗(3年)が頭で決めて3-0で快勝した。
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