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キリンチャレンジ杯は19-20新ルールで実施!! 選手、メディアに説明会

ゲキサカ / 2019年6月4日 21時30分

 日本国内でも話題となったオランダ4部リーグの映像も紹介された。そこでは主審にボールが当たり、そのままボールがゴールに入っていたが、今後は守備側GKのドロップボールで再開されることになる。元主審の小川委員長は「これはレフェリーからするとつらいですよね」と述べ、ルール改正に前向きな見解を示した。

■FKの壁入り禁止
 そのままゴールを狙えるような直接FKでは攻撃側の選手が守備側チームの視界を遮るために壁に加わるの一般的だったが、今後はこれが禁止される。ポジション争いで小競り合いが起きやすく、見苦しいシーンが頻発していたためだ。今後のルールでは守備側が3人以上の壁を構成した際、攻撃側の選手は1m以上離れなければならない。

 「1m離れる」が判断されるのは攻撃側選手がボールを蹴った瞬間だという。もし違反をした場合、守備側チームの間接FKでプレーが再開されるため、みすみすチャンスを逃す形となる。小川委員長は選手に対して「蹴る瞬間というのは難しい。あまりリスクを取らないほうがいいと伝えた」と明かした。

■ゴールキック、PA内フリーキックの変化
 ゴールキックやペナルティエリア内のフリーキックは、キッカーが蹴った瞬間にインプレーに変わるルールとなった。これにより、ボール保持側の選手はペナルティエリア内でキックを受けることができるようになる。小川委員長は「いままでペナルティエリアは特別だったが、フィールド全てが同じ条件になった」と説明する。

 ルール改正の目的は「勝っているチームがあえてPA内でボールを受け、やり直しをさせて時間を稼ぐ行為を防ぐ」こと、さらに迅速なリスタートを促すことで「プレーイングタイムを長くする」ため。その一方でビルドアップ戦術にも変化が期待され、小川委員長は「代表選手もやってくれると思いますので、見てみてください」と述べた。

■ぬか喜びにさらなる追い討ち
 ゴール後にイエローカードを提示され、もしなんらかの形で得点が取り消されたとしても、イエローカードは取り消されないという規定が明文化された。ユニフォームを脱いだり、不適切なパフォーマンスを行った場合がこれにあたる。ゴールを取り消されるだけでもぬか喜びだが、さらに警告まで残るので注意が必要だ。

■ハンド基準の大幅変更
 小川委員長は「さて、これからです。ハンドですね」と切り出したが、まさに今回の改正最大の変更点はいわゆる『ハンド』の反則だ。これまでは「意図的にボールを手で扱ったかどうか」が中心的な基準になっていたが、今後は「意図的じゃない場合でもケースバイケース」(小川委員長)となる。

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