“公立の雄”大津は注目世代の次世代も強さ発揮中。チームとしてまとまり、勝ち方学んで2連覇:熊本
ゲキサカ / 2019年6月5日 21時47分
[6.5 インターハイ熊本県予選決勝 大津高 1-0 熊本学園大付高 熊本県民総合運動公園陸上競技場]
注目世代の次世代がまとまりと強さを示し、2連覇――。5日、令和元年度全国高校総体(インターハイ)「感動は無限大 南部九州総体2019」サッカー競技(沖縄)熊本県予選決勝が行われ、昨年全国8強の大津高が1-0で熊本学園大付高に勝利。2年連続20回目の全国大会出場を決めた。
昨年の大津はCB福島隼斗(現湘南)やいずれもU-18日本代表に選出されたCB吉村仁志(現流通経済大)とMF水野雄太(現早稲田大)ら錚々たるメンバー。下級生時から先発のほぼ全てを占めていた注目世代は、熊本3冠やインターハイ8強、プレミアリーグ昇格という結果を残して卒業した。代が入れ替わり、当初は不安視もされていた今年の大津だが、高校年代最高峰のリーグ戦、プレミアリーグWESTで4勝1分1敗、堂々の2位につけている。
平岡和徳総監督は「(あの代の)スパーリングパートナーとして、日常からバチバチやっていた影響はあると思いますよ」と分析していたが、強力世代の下で力を磨いてきた世代が今、まとまりの良さや強さを発揮している。
前日の準決勝を7ゴールで突破した大津はこの日の前半、技巧派MF佐藤悠平(3年)とMF藤井瑛斗(2年)が1タッチを交えて細かくパスを繋ぎ、サイドへ配球。そこから10番MF濃野公人主将(3年)とMF樋口堅大(3年)の両翼が、正確なボールタッチと緩急を活かしたドリブル突破を試みる。また、プレミアリーグ登録外から台頭中の左SB鵜木晴志(3年)が、時間の経過とともに推進力のある攻め上がりを増加。そして、こぼれ球をFW半代将都(2年)や佐藤がシュートへ持ち込み、相手ゴールを脅かした。
対して、延長戦となった準決勝を突破し、6年ぶりの決勝進出を果たした熊本学園大付は、決勝常連の大津に負けないスタンドの盛り上がり。その中で、まずは守備と相手の背後を狙う攻撃を意識して試合を進める。左SB中井研太主将(3年)が出足の速い守備でサイドに蓋をしていたほか、中盤のプレスバックも徹底されるなど連動した守りで大津の攻撃を凌いでいた。
そして、10番MF森山湧馬(3年)が左足キック一発で局面を変える。だが、大津が前半29分にセットプレーで先制した。濃野が中盤左サイドで獲得したFKを佐藤が右足で蹴り込む。これをファーサイドの半代が頭で右隅を破り、均衡を崩した。さらに追加点を狙う大津は、FW宮原愛輝(2年)がカットインから右足ミドル。だが、熊本学園大付GK坂崎俊哉(3年)にわずかに触られたボールはクロスバーをヒットしてしまう。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
[NBチャンピオンシップU-16]尚志がPK戦で横浜創英を下し、準々決勝進出!来年、再来年の飛躍のために“全国大会級のU-16大会”で自信を掴む
ゲキサカ / 2024年9月16日 10時39分
-
[NBチャンピオンシップU-16]目標は「優勝一択」。連覇狙う飯塚が強度、粘り強さ、走り切る力を発揮して4強入り
ゲキサカ / 2024年9月16日 7時9分
-
進化する静岡学園が残留争いに完勝、米子北はショックの大きい敗戦
ゲキサカ / 2024年9月15日 10時59分
-
[NBチャンピオンシップU-16]“優勝世代より上手い”昌平、6年ぶりVへ7-0発進
ゲキサカ / 2024年9月14日 16時11分
-
J1含む6クラブ争奪戦…強豪校180cm逸材がプロ内定 “ハイスペック10番”が選んだ進路
FOOTBALL ZONE / 2024年9月7日 7時30分
ランキング
-
1大谷も遥か及ばぬ…ジャッジとの衝撃の差「信じられない」 82年ぶり記録に米ファン驚愕
Full-Count / 2024年9月19日 14時1分
-
2【巨人】阿部監督が長嶋茂雄終身名誉監督の激励明かす「まだまだこれからだぞ」
東スポWEB / 2024年9月19日 22時58分
-
3大谷翔平が大暴れ!球団最多タイ49号で「49-51」本塁打もついに王手「MVP」コール鳴り止まず
スポニチアネックス / 2024年9月20日 7時29分
-
4大谷翔平、メジャー史上初の50-50!…九回に51号
読売新聞 / 2024年9月20日 8時34分
-
5大谷翔平、自身初の3打席連発 50-50達成直後に快音…6安打&自己最多10打点の大暴れ
Full-Count / 2024年9月20日 8時32分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください