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女子W杯直前、高倉監督インタビュー!「若手はメンタリティが違う」

ゲキサカ / 2019年6月6日 17時40分

高倉麻子監督

 女子ワールドカップが7日に開幕。なでしこジャパン(日本女子代表)の世界一への挑戦がいよいよ始まる。6日発売の月刊少年マガジン(講談社)に高倉麻子監督のインタビューが掲載されているが、残念ながら収めきれなかったお話をゲキサカで紹介する。

■若手選手が多いなでしこジャパン
―高倉監督の現役時代から比べると、選手たちの技術レベルは相当上がっている。
「私たちが代表選手だった時は、フィジカル的な要素を上回れるほど、戦術的な要素を持っていなかったですし、そこまで根付いていませんでした。でも何かが繋がったときというのは、例えばアメリカ相手でも勝てるということもありましたけど、ズドンとパワーで決められていました。結果、4点、5点取られて負ける試合ばかりでした。でも私自身はちゃんとやれば出来るのではと現役の時から思っていました」

―今の選手の強みは何だと思いますか?
「今の若い選手は世界一を狙うのが当たり前になっています。澤(穂希)選手が(女子W杯の)トロフィーを上げたとか、杉田妃和が(U-17女子W杯のトロフィーを)上げたり、昨年は南萌華が(U-20女子W杯のトロフィーを)上げたのを見てきたので、世界一を現実として捉えています。世界が対等というか、どちらかというと日本の方が優位に試合を進めた経験を持っています。だから苦手意識が薄いし、やれないと思っていません。ベテランの選手は力を持っているますが、若手選手の方が自信を持っています。メンタリティが違う。怖いもの知らずというか。今回のW杯でもそれがいい風に出ればいいなと思っています」

―世界のサッカーレベルが向上する中で、女子選手もどんどん海外を経験する必要が出てくると思いますか?
「今はヨーロッパのレベルアップが凄い勢いで進んでいます。バルセロナ、マンチェスターシティといったチームがみんな女子に力を入れてきています。海外クラブへの移籍は男子もそうですが、大事なのは選ぶチームとタイミングだと思います。例えば女子の場合はアメリカがプロリーグですけど、正直若い子にはあまり勧められません。ベテランはそれでコントロールできますが、シーズンが短くて練習があまり出来ません。それと縦に早いチームが多くて、ボールがこないから自分の良さを出せない可能性があります。ヨーロッパに行くにしてもスタイルの合ったところ、それととにかくトレーニングがしっかりと出来るところを選ぶことが大事だと思います。チャレンジはいいことですし、人間的にも成長できる、友達も増えるし、社会勉強にもなりますが、一番大事なのはサッカーのレベルアップだよという話はしてあげるようにしています」

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