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「成長したところだらけ」の名経大高蔵がインハイ予選初V、2度目の全国へ:愛知

ゲキサカ / 2019年6月10日 0時59分

 岡崎城西は前半39分、江澤のスルーパスにFW細野晃平(2年)が反応。だが、名経大高蔵はGK古橋宙人(3年)が立ちはだかる。岡崎城西は後半開始直後にも強引にDFの前に入り込んだ小椋が右足を振り抜いたが、これもGK古橋が阻止。後半立ち上がり、岡崎城西は明らかにギアを上げた小椋を中心に攻め立てたが、名経大高蔵は「後ろの4人で声をかけながら前を動かしていくのが高蔵のサッカーかなと思っている」というCB矢田丈翔主将(3年)や沢田、左SB杉田亮(3年)、そして抜群の運動量を持つ大屋が対応し、決定打を打たせない。

 また、守備のセンスも見せる木下や岩松が相手ボールを引っ掛けて、交代出場MF藤本拓巳(3年)や大屋のスピードを活かしたカウンターにもチャレンジ。岡崎城西はいずれもワイドに投入された交代出場のFW伊藤恵剛(3年)やMF小林泰嘉(3年)の攻撃力を活用して相手の守りを広げ、ゴールをこじ開けようとするが、最後の局面で相手DF陣にシュートコースを消されるなど1点が遠い。アディショナルタイムに小椋の突破から交代出場FW赤澤直弥(3年)が決定機を迎え、ラストプレーで右SB大畑楓稀(3年)が直接FKを狙ったものの、決めきることができず、名経大高蔵が全国切符を獲得した。

 名経大高蔵の矢田は「最後の最後、危ないシーンもあったんですけれども身体を張って守れたと思います」と胸を張る。2年生中心に技術力の高い選手が多く、ドリブルやコンビネーションを活用した崩しが魅力。だが、島井監督の「繋ぐだけでは勝てない」という言葉通り、繋ぐことに固執するのではなく、カウンターを狙ったり、我慢強く守ったりすることもできる好チームだ。期待されてきた3年生の精神面の成長もあって、愛知を突破した。

 全国大会へ向けて、矢田は「2年前は先輩たちの姿を見て、全国舞台も見ている。その時は1回戦敗退という悔しい結果でしたけれど、先輩たちの結果を越えれるようにこれからの日々練習を良い方向に持っていきたいです」と意気込んだ。試合終盤に体力面など課題が出たことは確か。自分たちでよりゲームをマネージメントする力や技術、メンタル面も磨いて次は全国初勝利に挑む。
 
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2019

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