「挑戦」し続けたU-16日本代表、逆境跳ね除けてルーマニアにPK戦で勝利
ゲキサカ / 2019年6月13日 0時19分
[6.12 U-16インターナショナルドリームカップ第1節 U-16日本代表 1-1(PK4-2)U-16ルーマニア代表 ユアスタ]
“03ジャパン”がルーマニア破る――。「U-16インターナショナルドリームカップ2019 JAPAN presented by 朝日新聞」が12日に宮城県仙台市のユアテックスタジアム仙台で開幕し、U-16日本代表がU-16ルーマニア代表と対戦。後半33分に交代出場FW千葉寛汰(清水ユース)のゴールで追いついた日本は、1-1で突入したPK戦を4-2で制した。2年ぶりの優勝を狙う日本は、14日の第2節でU-16ナイジェリア代表と戦う。
山橋貴史監督が今回のU-16日本代表に求めているのは「挑戦」だ。「まだまだこれからの選手なので、ここで縮こまってプレーして欲しくない。(挑戦は)もっと上を目指して自分の良さを出すし、できないことにもチャレンジするというメッセージ。思い切ったプレーをして欲しい」と選手たちに「挑戦」することを求めている。この日はできたこと、できなかったことがそれぞれあったが、苦しい時間帯でも挑戦し続けたことが結果にも繋がった。
日本は4-4-2システム。GKは高橋一平(神戸U-18)で4バックは右SB森田翔(FC東京U-18)、CB諏訪間幸成(横浜FMユース)、CB工藤孝太(浦和ユース)、左SB松木玖生(青森山田高)。中盤は山根陸(横浜FMユース)と豊田晃大(名古屋U-18)のダブルボランチで右MF中村仁郎(G大阪ユース)、左MF山崎太新(横浜FCユース)。2トップは原直生(湘南U-18)と河野孝汰(山口U-18)がコンビを組んだ。
その日本は序盤からボールを支配。山根や豊田がサイドへボールを動かすと、切り返しで再三DFを剥がしていた中村や森田が右サイドを打開。シュートやクロスに持ち込んでいた。守備面では8分には相手MFクラウディウ・ネゴエスク(F.C.S.B.)のシュートをGK高橋がファインセーブ。また諏訪間と工藤が果敢に前に出て相手の起点を潰していた。
ルーマニアは守備に重きを置いた戦い。球際ではそれほど激しく来ていなかったが、日本が攻撃のスイッチを入れようとした際にはパスを足に当てて通させない。日本は24分、豊田、河野と繋いでスルーパスで抜け出した中村が決定的な左足シュート。直後にもPA付近での奪い返しから原のラストパスで豊田が抜け出す。だが、いずれもシュートをGKロベルト・ポパ(ACSフラカラホレズ)に阻まれて先制することができない。
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