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軽さは機能だ!ミズノ新スパイク『レビュラ3』開発者に聞いてみた

ゲキサカ / 2019年6月27日 13時28分

ミズノの新スパイク『レビュラ3』について開発者に聞いてみた

 ミズノは、サッカースパイクREBULA(レビュラ)の最新モデル『REBULA 3(レビュラスリー)』シリーズを6月14日に全国のミズノ商品取扱店で発売する。2017年7月にデビューした『レビュラ』は、“決定的なプレーを生み出すためのシューズ”をコンセプトに、スピードとボールタッチの機能を追求したサッカースパイクだ。新スパイク『レビュラ3』についてスパイクマイスターKoheiが開発責任者の陳賢太(ちん・けんた)氏にインタビューを実施。開発秘話、機能性の特長、知られざる進化ポイントなど、新スパイクの魅力を存分に語ってもらった。
ミズノ『レビュラ3』開発責任者の陳賢太氏
――まず『レビュラ3』のコンセプトをご説明していただけますか?

「『レビュラ3』では初代レビュラから続いている“スピードとボールタッチを両方コントロールして、決定的なプレーを生み出すためのスパイク”というコンセプトは継承しながら、今回はよりスピードにフォーカスしてバージョンアップを図りました。それはなぜかというと、現代サッカーというのは本当に高速化しているからです。ダッシュのスピードのみならず、状況判断やプレー選択のスピード、パススピード、攻守の切り替えのスピードなど、あらゆる局面でスピードが求められるようになっています。その高速化している現代サッカーのトレンドに対して『レビュラ』がどういうことができるか、『レビュラ』を履いたらどういうプレーを引き出すことができるか、ということに焦点を当て、スピードをテーマに進化させることが『レビュラ3』のコンセプトになりました。

――『レビュラ』シリーズもついに3代目モデルとなりましたが、2017年7月にデビューした初代モデルから2代目モデル、3代目モデルまでの流れの中で、それぞれの進化の変遷や特長を教えていただけますか?

「初代モデルと2代目モデルはどちらかというと、ボールコントロールスパイクとしての顔がやや強かったかなと。改めてスピードを高めるために何が大事か?ということを考えたときにシンプルにスパイクが重かったらダメだと思いました。スピードに対してまずは軽量性が重要で、初代モデルと2代目モデルでは叶わなかった軽さという部分を『レビュラ3』では実現することにしたのです。軽さは一番わかりやすい価値で、プレーヤーにも伝わりやすいですし、持った瞬間や履いた瞬間に軽いと感じることも大事です。ミズノのサッカースパイクでは“軽量・柔軟・素足感覚”というモレリアのコンセプトが根付いていて、この精神というのはモレリアだけでなく他のスパイクにも通ずるものがあります。そこでミズノでは“軽量=機能”と捉えて『レビュラ3』の軽量化を図りました。しかしただ単に軽くするだけではダメなのです。耐久性度外視で軽くしただけのスパイクというのは軽いけれどもすぐに壊れますしより良いパフォーマンスには繋がりません。土でも人工芝でもハードに履ける耐久性やパフォーマンスをキープしつつ、さらにスピードやボールタッチを高める機能を搭載しながら軽くしないと良いスパイクにはなりません。それは正直なところ至難の業だったのですが、『レビュラ3』ではシリーズ史上、最軽量となる約215g(27.0cm片方)という軽さを実現することができたので、この軽さによって『レビュラ』がさらなる進化を果たしたと言えるでしょう」

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