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粘って、踏ん張って「強いチーム」になった西武台、埼玉奪還!

ゲキサカ / 2019年6月24日 22時54分

優勝を喜ぶ西武台高イレブン

[6.23 インターハイ埼玉県予選決勝 西武台高 3-2 聖望学園高 NACK5]

 西武台が埼玉タイトル奪還! 令和元年度全国高校総体(インターハイ)「感動は無限大 南部九州総体2019」サッカー競技(沖縄)埼玉県予選決勝が23日に行われた。西武台高がFW谷直哉(3年)のハットトリックの活躍によって聖望学園高に3-2で勝利。4年ぶり11回目の全国大会出場を決めた。

「上手いチームではなく、強いチームへ」。過去3年間、埼玉で無冠だった西武台が見事な復活Vだ。今大会は、初戦から決勝まで全て全国出場歴を持つチームとの対戦。3回戦の浦和南高戦から正智深谷高戦、武南高戦と3試合連続でPK戦決着となったが、GK高橋クリス(3年)の好守などで乗り越えると、決勝も2点差を追いつかれながら突き放して歓喜に舞った。

 2月の県新人戦準決勝で昌平高に0-6で敗れ、4月の関東大会予選準決勝(対浦和東高)では3度のPKのチャンスを活かせずに敗退。「浦東に応援でも、気迫でも負けていた」(守屋保監督)という春から、指揮官は強さを選手たちに求めてきた。テクニカルよりも、しぶとく戦い抜く強さを発揮して奪還。守屋監督は「勝ったんだから埼玉では強くなっているんでしょうね。あとは全国で強くなっているのかということに、チャレンジするべき」と語っていた。

 全国で最後の代表決定戦となった埼玉決勝は、序盤から聖望学園が押し込んだ。ショートパスを繋ぎ、サイドから仕掛けてセットプレーを獲得。CB田中隼斗(3年)が激しいチャージで相手の起点を潰していたほか、各選手がクリアボールをしっかりと味方に繋ぐなど西武台に攻撃の糸口を与えなかった。

 だが、西武台はCB佐野慧至主将(3年)やCB関口凱心(3年)、MF今田剛(3年)を中心にカバーリングを徹底。また、各選手がボールホルダーに対してしつこくプレッシャーをかけて相手のパスをわずかに乱していた。そして13分、右サイドからFW大野田駿(2年)がドリブルで持ち上がると、期待のパサーMF村田智哉(2年)のループパスに反応した谷がGKと入れ替わる形で抜け出し、先制点を押し込む。

 ファーストシュートをゴールに結びつけた西武台はその後も、我慢強い守りを継続。ボールを保持されてもシュートコースを複数の選手たちが塞いで得点を許さない。そして、徐々に裏抜けを狙うMF岩田璃玖(3年)らを活用して相手の背後、ハイサイドへボールを入れる回数を増やした西武台は34分、最終ラインから左サイドへ展開。FW寺川洋人(2年)の左アーリークロスに飛び込んだ谷が右足ダイレクトで合わせて2-0で前半を折り返した。

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