後半に猛攻3発の広島、アウェーゴールに泣く…アジア王者鹿島は薄氷8強入り
ゲキサカ / 2019年6月25日 22時59分
[6.25 ACL決勝T1回戦第2戦 広島3-2鹿島 広島広]
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は25日、広島広域公園陸上競技場で決勝トーナメント1回戦第2戦を行い、サンフレッチェ広島が鹿島アントラーズに3-2で勝利した。それでも第1戦との合計スコアが3-3となった中、前回王者の鹿島がアウェーゴールで上回って準々決勝に進出。10人で猛攻を見せ続けた広島はクラブ史上初の8強入りへわずかに届かなかった。
18日に行われた第1戦ではホームの鹿島が1-0で勝利。2点差以上での勝利が望まれる広島は出場停止のMF稲垣祥に代わってDF荒木隼人が先発に入り、第1戦ではリベロ起用だったMF吉野恭平がボランチの位置に移った。またFW渡大生に代わってMF柴崎晃誠が起用された。
引き分け以上に持ち込みたい鹿島は、第1戦で途中交代したDF安西幸輝が登録メンバーを外れた。MF白崎凌兵が控えに回り、新たにDF町田浩樹とMF名古新太郎を起用。町田は左サイドバック、名古は左サイドハーフに入り、いずれも本職ではないポジションを任された。[スタメン&布陣はコチラ]
序盤は広島が敵陣に圧力をかけると、開始早々に鹿島をアクシデントが襲う。足を痛めたDFチョン・スンヒョンが担架で運び出され、前半4分に高卒ルーキーのDF関川郁万が投入された。なおも主導権を握った広島は同16分、MF森島司のFKにDF野上結貴が頭で合わせたが、GKクォン・スンテに阻まれた。
その後は一方的に広島が主導権を握る時間帯が続いたが、わずかな精度不足で決定機をつくることができない。すると前半33分、劣勢の鹿島がスコアを動かした。MF川辺駿の縦パスを奪ってカウンターをしかけると、中盤からのパスを受けた名古が左サイドからクロスを配給。DF佐々木翔のクリアを拾ったMF土居聖真がハーフボレーで突き刺した。
鹿島にとっては貴重なアウェーゴール。これにより延長戦に入る可能性はなくなり、広島は突破のためには3点を奪わなければならなくなった。そんな広島は前半42分、川辺が3列目から飛び出してゴール前に走り込んだが、浮かせたシュートはわずかにゴールラインを割らず、ここまで最大のビッグチャンスを活かせなかった。
後がない広島はハーフタイム明け、MF清水航平に代わってFWパトリックを投入。フォーメーションを3-4-2-1から4-4-2に変更した。すると後半2分、左サイドをドリブルで切り裂いたMF森島司のクロスに柴崎がダイレクトボレーで合わせたが、シュートは相手ディフェンスに阻まれた。
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