大テーマは「種まき」。今年70人超招集のU-15日本代表候補は将来へ向けて刺激と競争
ゲキサカ / 2019年7月4日 19時51分
[7.3 練習試合 U-15日本代表候補 1-2 青森山田高U-16 Jヴィレッジ]
3日、福島県のJヴィレッジでトレーニングキャンプを実施していたU-15日本代表候補は、その締めくくりとして青森山田高のU-16チームと練習試合を実施した。40分×3本の形式で行われた試合は日本が先制したものの、最後は1-2のスコアで敗戦となった。
今回のトレーニングキャンプにおける大きなテーマとして森山佳郎監督が挙げたのは「種まき」。今年に入ってから4度目の活動となるが、ここまで70人もの選手を招集きており、今回も半分が初招集。これは代表の戦力になる選手を発掘するという狙いはもちろんだが、「2年後のU-17W杯に間に合ってくれれば一番いいが、そうでなくても3年後、5年後に花開く選手たちに今のうちから刺激を与えておきたい」という狙いがある。
このため選手の選考も、現時点での完成度よりも「武器を持っている選手かどうか」が一つの基準。また、どうしても所属チームが各大会で勝ち上がっている選手が多く招集されがちになるが、この年代は特に「チームとしてはそれほどでなくとも、キラリと光る選手はいる」という視点からの発掘を重視。街クラブの選手を含めて「できるだけ広い範囲で選手を探してきたし、これからも探していきたい」という狙いだ。このため、アジア1次予選を2か月前に控えた段階といってもまだまだメンバーを固める気もなく、選手にとっては「サバイバル」の一面を強く持つ合宿であり、練習試合だった。
対戦相手の青森山田は、代表チーム側が希望して練習試合の相手に選んだチームである。元U-20日本代表監督である内山篤技術委員は「(青森山田は)非常にいいチームだし、こういうガツガツ来てくれる相手だと、やれる選手とやれない選手が分かる」と言う。実際、立ち上がりから激しくプレッシングをかけてくる青森山田に対し、「最初から簡単に蹴ってしまった」(MF大迫塁、神村学園中)U-15代表側が苦戦する流れとなった。
それでもU-15代表はアグレッシブな姿勢を失わず、1本目の10分には先制点を奪い取る。前からの守備でボールを奪ったMF楢原慶輝(サガン鳥栖U-15)が「相手GKの位置もしっかり見えていた」という技ありのシュートを決め、ワンチャンスをもぎ取る形でスコアを動かした。だが青森山田もこれで簡単に負けるチームではなく、37分にCKのこぼれ球からFW名須川真光が同点ゴールを奪い取る。
-
-
- 1
- 2
-
この記事に関連するニュース
-
日本代表テクニシャンにも苦手分野!? 無念の“草むらショット”に反響「下手だったんかい!笑」
FOOTBALL ZONE / 2024年7月22日 16時30分
-
U-19日本代表、湘南FW石井久継がケガで不参加…京都MF安齋悠人が追加招集【国内トレーニングキャンプ】
超ワールドサッカー / 2024年7月22日 14時48分
-
谷口彰悟がキャンプメンバー外…アル・ラーヤンをすでに離れ、ベルギー行き準備か
超ワールドサッカー / 2024年7月10日 10時2分
-
年代別代表、トップへ。柏U-18の181cmボランチMF廣岡瑛太は年上の高3相手でも「負けちゃいけない」
ゲキサカ / 2024年7月8日 20時38分
-
[MOM4758]川崎F U-18MF楠田遥希(2年)_大一番で口を衝いた「無意識の檄」。進境著しい新米センターバックが好守備で勝利に貢献!
ゲキサカ / 2024年7月3日 7時35分
ランキング
-
1サッカー男子日本、5―0好発進 パリ五輪競技開始、ラグビー連敗
共同通信 / 2024年7月25日 8時49分
-
2【球宴】楽天・辰己がオースティンに謝罪「申し訳ない。何か贈り物を」 打球が顔面に当たるアクシデント
スポニチアネックス / 2024年7月24日 23時21分
-
3全セ応援「読売倒せ!」に巨人ファン反応「お約束」「笑える」「笑えない」「気分悪いな」【オールスター】
東スポWEB / 2024年7月24日 22時26分
-
4三笘薫凱旋試合は寂しすぎる客入り「国立ガラガラすぎて笑える」
東スポWEB / 2024年7月24日 21時7分
-
5【球宴】MVPはロッテ・佐藤都志也 5安打4長打でサイクルならずも「いいバッティングができた」
スポーツ報知 / 2024年7月24日 22時50分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)