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8年前ぶりの「凄いリーグ」で残留目指す尚志、アウェーで浦和ユースから勝ち点もぎ取る

ゲキサカ / 2019年7月9日 0時21分

 前半10分には今月2日に鹿島加入内定が発表されたU-18日本代表FW染野唯月(3年)がMF 松本岳士(3年)の右クロスから1タッチシュート。28分にも左クロスのクリアボールをファーサイドで拾った染野がDFをかわしてラストパスを入れる。そして33分、染野が自ら獲得したPKを右足で決めて同点に追いついた。

 後半、浦和ユースが攻撃の圧力を増す。立ち上がりからゴール前のシーンを増やすと、15分にはクロス後のこぼれ球を與那覇が右足で狙う。シュートはゴール方向に向かったが、カバーに入った尚志CB瀬齊がかき出して勝ち越し点とはならない。
 
 尚志も俊足MF郡司克翔(3年)投入に伴い、右から左サイドへ移った松本の突破や、サイドへ流れてチャンスメークする染野から決定的なラストパスが入る。そして、26分には染野を起点にMF福田隼也(3年)、右SB坂従颯蒔(3年)と繋いで右サイドを攻略。決定機を作り出した。

 浦和ユースはいずれも交代出場のFW木下翼(2年)やMF佐藤優斗(2年)、FW高橋悠(1年)がスピードを活かして尚志のDFラインを突破。あわやのシーンを連発する。だが、PAでDFに囲まれながらも中央へ潜り込んだ木下の右足シュートがポストを叩いたほか、尚志の粘り強い守りの前に1点を奪うことができない。

 尚志は累積警告のためにキーマンのFW山内大空(3年)が出場停止だったものの、8年前にはアウェーで0-5の完敗だった難敵相手に引き分け、勝ち点1を獲得した。8年前、最下位に終わったプレミアリーグEASTでは開幕から9試合目でようやく初勝利を記録したが、今年は柏U-18、大宮ユースに勝利するなど2勝2分5敗の9位で前期終了。仲村監督は「為す術なしって感じだったので、8年前は。だけど、(今年は)ウチのストロングを何となく出せるようになっている」と分析する。

 昨年度は選手権4強。現状から一段階上へステップアップするためには、「凄いリーグ」(仲村監督)であるプレミアリーグに残り続けてチーム、個を強化し続けなければならない。「色々な人の成長をうかがえて、そこに切磋琢磨が出てきて、やっていければいいかなと思います」と仲村監督。この日対戦した浦和ユースなど“格上”のチームとの差を少しずつ縮めていって、残留を勝ち取る。

(取材・文 吉田太郎)●高円宮杯プレミアリーグ2019特集

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