新システム、VARによるゴール取り消しも経験。U-17日本代表は世界で舞うために「一日一分を大事に」
ゲキサカ / 2019年7月16日 14時22分
[7.15 国際ユースin新潟第3節 U-17新潟選抜 0-1 U-17日本代表 デンカS]
3か月半を意識高く過ごし、世界で舞う――。U-17日本代表とU-17メキシコ代表、U-17ボスニア・ヘルツェゴビナ代表、そしてU-17新潟選抜が優勝を争った第23回国際ユースサッカーin新潟は15日、最終節を行った。U-17日本代表はMF中野桂太(京都U-18)の決勝点によって、1-0でU-17新潟選抜に勝利。3連勝のU-17メキシコ代表が優勝し、2勝1敗のU-17日本代表は2位だった。
今大会の2試合を4-4-2システムで戦ってきたU-17日本代表はこの日、10月のU-17ワールドカップへ向けた新たなチャレンジとして4-3-3システムを採用。先発のGKは野澤大志ブランドン(FC東京U-18)で4バックは右SB畑大雅(市立船橋高)、CB鈴木海音(磐田U-18)、CB村上陽介(大宮U-18)、左SB下川太陽(C大阪U-18)。中盤は藤田譲瑠チマ(東京Vユース)が1ボランチに入り、2シャドーが横川旦陽(湘南U-18)と成岡輝瑠(清水ユース)。3トップは右に三戸舜介(JFAアカデミー福島U-18)、左に相良竜之介(鳥栖U-18)、そして中央には杉浦力斗(興國高)が入った。
一方の新潟は今年U-17日本代表に選出されているMF田中克幸やMF矢尾板岳斗(ともに帝京長岡高)、FW本田修也(新潟U-18)らが先発。昨年の国体少年男子の部を目指して強化・活動してきたチームは、これが新潟選抜として最後の戦いだった。北垣大介監督から「全部出し切ろう」と後押しされた新潟選抜が健闘する。
序盤からボールを握ったのは日本だったが、慣れないシステムに加え、芝目が長く、ボールスピードの上がらないピッチに苦戦してしまう。鈴木が「ボールのテンポとか上がらなくて、相手も守備堅くて簡単にボールを失ったりしてしまった」と振り返ったように、日本はなかなかシュートシーンを増やすことができない。
12分に三戸がドリブルシュートを放ち、21分にも右サイドから強引に仕掛けた成岡を起点に杉浦が繋ぎ、三戸がフィニッシュ。加えて、鈴木の好フィードから成岡や三戸が仕掛けに持ち込んでいたが、前半はむしろコンパクトな守りから速攻を繰り出す新潟の方が多くのチャンスを作り出していた。26分にはポゼッションからMF小田奏(新潟U-18)がスピードアップし、本田がフィニッシュ。38分には矢尾板のクロスを小田が合わせた。
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