ユース取材ライター陣が推薦するインターハイ注目の11傑vol.3
ゲキサカ / 2019年8月6日 21時13分
FW崎山友太(米子北高2年)
「諒一が第91回と第92回。誉斗が第94回と第95回。2人の兄は共に米子北で2度に渡って冬の全国を経験しながら、ゴールを奪うことができなかったが、崎山家3人目の刺客として1年生ながら昨年度の第97回大会にレギュラーで出場した友太は、初戦の国士舘高戦でチームを勝利に導く決勝ゴールをマーク。崎山家悲願の“選手権でのゴール”を堂々と達成してみせた。1年時の全国総体では右サイドバックを務めており、以降もフォワードを主戦場に置きながら複数ポジションをこなせるクレバーさと、思い切りの良さがチームにアクセントを加えている印象がある。なお、好きなアーティストはONE OK ROCK。中学時代にはライブにも行ったことがあり、『『The Beginning』や『Be the light』とかよく聞いてます』とも」
FW田中翔太(青森山田高3年)
「『技術面は全然ないので、泥臭さでやっていこうと決めている』と語った“不思議とそこにいる”系のストライカーは、ここまでプレミアEASTで5ゴールを挙げ、リーグ首位を快走する青森山田で武田英寿に続く得点数を記録。最近は途中出場が多くなっているものの、ピッチに立てば常にゴールの匂いを嗅ぎ付ける雰囲気を漂わせている。参考にしているのはバイエルンのレヴァンドフスキ。サイドでの仕掛けも多いチームの中で、クロスからの決定力を学んでいるという。昨年のスーパーサブだった小松慧(現・常葉大)との共通点を問われ、『あそこまで熱い男じゃないんですけど、小松さんみたいな姿勢はチームの助けになると思います』と気遣いのできる一面も(笑)」
■執筆者紹介:
土屋雅史
「(株)ジェイ・スポーツに勤務。Jリーグ中継担当プロディーサーを経て、『デイリーサッカーニュース Foot!』を担当。群馬県立高崎高3年時にはインターハイで全国ベスト8に入り、大会優秀選手に選出。ゲキサカでコラム、『SEVENDAYS FOOTBALLDAY』を連載中。著書に「メッシはマラドーナを超えられるか」(亘崇詞氏との共著・中公新書ラクレ)。」
●【特設】高校総体2019
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