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京都U-18、大分に逆転3発で8強入り! “機転”の同点弾MF川崎主将「裏に走ってみようと…」

ゲキサカ / 2019年7月25日 16時13分

同点ゴールを決めた京都サンガF.C.U-18のMF川崎颯太(3年)

[7.25 日本クラブユース選手権U-18大会決勝T1回戦 大分U-18 2-3 京都U-18 前橋フD]

 日本クラブユース選手権(U-18)大会は25日、決勝トーナメント1回戦を行い、前橋フットボールセンターDでは京都サンガF.C.(関西2)と大分トリニータU-18(九州4)が対戦した。前半にワンチャンスを生かした大分が先制するも、そこから京都が3点を奪って逆転。最後は大分が猛攻を仕掛けるも反撃は1点にとどまり、京都が2014年以来の8強入りを果たした。

「一昨年、昨年はグループリーグで敗退していて、昨年は“黄金世代”と言われていたのに届かなかった。だから僕たちは実力以上の力、プラスアルファを出さないといけない。まずはみんなで声を出したり、身体を張ったりすることを目指してやっている」(MF川崎颯太・3年)。

 そんな主将の言葉どおり、連戦の中でもハツラツと試合に入った京都は序盤から決定機を連発した。前半1分、まずはMF山田楓喜(3年)の左足シュートがわずかに枠を外れたが、同2分にはMF遠山悠希のミドルでGK木戸雄登(3年)を強襲。さらに同3分、左CKからDF前多駿佑(3年)のヘッドも枠内を突き、相手を一気に圧倒した。

 対する大分は自陣からゆっくりとボールをつなぎ、相手のプレッシングを誘い込みながら前進していくスタイル。前半6分、MF工藤大雅(3年)とMF上西峻平(2年)のワンツーから中央を攻め上がり、最前線のFW小浜耀人(3年)がチャンスを迎えた。しかし、主導権はやはり京都。虎視眈々と相手のビルドアップを狙うべく、高い位置で待ち構えていた。

 ところが、流れを変えたのは猛暑を受けて行われた飲水タイムだった。選手たちがピッチに戻ってきた直後の前半27分、大分は低い位置からMF平川絢大(2年)がボールを前に送ると、左サイドをMF西城響也(3年)が突破。クロスをエースの小浜がワンタッチの左足で流し込み、少ないチャンスを先制ゴールに結びつけた。

 さらに大分は前半29分、再び左サイドを西城が切り裂くも、シュートは惜しくも枠外。すると同35分過ぎ、京都の選手が負傷でいったんプレーが途切れ、またしても直後にスコアが動いた。京都はDF井上航希(3年)のロングフィードが右サイド奥に通ると、これに川崎が反応。背中で相手を制して、左足カットインシュートを突き刺した。

 京都にとっては大きい主将の同点弾。3列目からの裏抜けを成功させた川崎にとっても「相手がブロックを固めていたのに足元で受けようとしていて、自分が下がっていた時に出しどころがないと思っていた。だから裏に走ってみようと思ったら、良いボールが来た。みんなも引いていたので一人で行ったけど、利き足じゃないので思い切り打とうと思った」と手応えの一撃だった。

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