[MOM2923]清水ユースFW千葉寛汰(1年)_良き先輩かつライバルの3年生FWを尊敬し、切磋琢磨の日々
ゲキサカ / 2019年7月25日 21時28分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.25 日本クラブユースサッカー選手権U-18大会決勝T1回戦 清水ユース 2-0 札幌U-18 前橋フA]
6月仙台で行われたU-16インターナショナルドリームカップでは、2ゴールを挙げる活躍を見せ、U-16日本代表の優勝に貢献。清水エスパルスユースの1年生FW千葉寛汰は、既にプレミアリーグEAST出場も果たした。今大会は3年生FW山崎稜介と交互に先発出場しており、この札幌U-18戦では先発出場。ここまでゴールが無かったが、前半、見事にチームを勢いづけるゴールを放ち、試合の流れを大きく引き寄せた。
「プレミアリーグもチャンスがあった中で決めきれず、早く1点欲しい中、今日は絶対取ってやろうと思っていました。決まって良かったです」とゴールを喜んだが、「後半の決定機は絶対決めなければいけない場面。あそこで落ち着いて決め切れられればもっと怖い選手になる」と後半決定的な場面でゴールを決めきれなかったことを悔やんだ。それでも「前線でボールをおさめられる」と起用の意図を語った平岡宏章監督の期待に応え、「ポストプレーの部分はチームに貢献できました」と手応えを語る。
山崎と千葉を競争させている平岡監督だが、「競争はさせていますが、千葉が入れた瞬間、一番喜んでいたのは山崎でした」と語る。千葉も「試合前、山崎さんから『絶対決めて来いよ』と言ってくれました。やっぱり上手い選手でゴールへの嗅覚は見習わないといけません。自分も負けないように切磋琢磨したいです。」と人一倍千葉のゴールを願い、喜んでくれた先輩FWへの感謝を忘れなかった。「お互いを尊重している良いストライカー同士だと思います」とリスペクトし合っている関係を平岡監督も讃えた。
「海外のチーム相手に得点を決められたのは自信になりましたし、あの経験が今に生きています」とU-16インターナショナルドリームカップを振り返る千葉。代表やプレミアリーグといった強度の高い環境で揉まれながら戦うストライカー。「チームを勝たせる存在になりたい」1年生ながら頼れるストライカーを目指し、先輩FWと切磋琢磨の日々は続く。
(取材・文 小林健志)●第43回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会
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