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「攻守一体」ここに結実。名古屋U-18、クラブユース選手権初制覇! 鳥栖準Vも史上初

ゲキサカ / 2019年8月1日 0時41分

名古屋グランパスU-18が日本クラブユース選手権初制覇

[7.31 日本クラブユース選手権U-18大会決勝 鳥栖U-18 1-3 名古屋U-18 味フィ西]

 日本クラブユース選手権(U-18)大会は31日、味の素フィールド西が丘で決勝戦を行い、名古屋グランパスU-18(東海3)が悲願の初優勝を果たした。同じく初の決勝進出となったサガン鳥栖U-18(九州2)に3-1で勝利。2011年のJユースカップ制覇以来、8年ぶり2度目のビッグタイトルを手にした。

 名古屋U-18のチームコンセプトを問うと、監督と選手が口を揃えるのは「攻守一体のサッカー」。すなわち「90分間ずっと相手を押し込んで、もし失ってもボールをすぐに奪い返すために前からプレッシャーをかけ続ける」(古賀聡監督)というスタイルだ。

 グループリーグでは初戦、2戦目では1点しか奪えなかったが、それ以降は複数得点。大会が進むごとに「一試合一試合課題を克服して、修正して、成長してここまで来た」(古賀監督)という選手たちが、夏の集大成となる一戦でコンセプトどおりのパフォーマンスを見せた。

 前半2分、早速スコアを動かした。右サイドで前を向いたMF豊田晃大(1年)が縦にボールを送ると、ドリブルで切れ込んだMF石谷光基(2年)が相手と競り合いながら反対サイドに展開。これを受けたMF倍井謙(3年)がカットインからニアポスト際に叩き込んだ。

 対する鳥栖は前半9分、変化をつけたコーナーキックがDF大畑歩夢(3年)に通るも、フリーで放った左足シュートが不発。その後は名古屋のハイプレッシャーに圧倒されるばかりで、なかなか思うようにボールを前に進めることができない。すると14分、自陣でのミスから追加点を許してしまう。

 DF永田倖大(2年)からGK板橋洋青(3年)へのバックパスが短くなり、これを拾ったのは名古屋MF榊原杏太(3年)。飛び出した板橋の裏を突くループシュートがネットに吸い込まれ、名古屋が2点リードを奪った。さらに前半15分、名古屋は単独突破を見せたFW武内翠寿(3年)の惜しいシュートもあった。

 劣勢を打破できない鳥栖はここで交代の準備。ところが名古屋は前半32分、自陣で前を向いた榊原がドリブルで中央を駆け上がると、ボールは左サイドのDF新玉瑛琉(3年)に渡り、U-17日本代表DF中野伸哉(3年)との1対1を制して中央に優しいパス。フリーで待ち構えていた倍井が落ち着いて流し込んだ。

 準決勝の京都U-18戦でも2ゴールを決めていた倍井はこれで2試合連続の2得点。試合前の時点では、大会得点ランキングトップに立つ福岡U-18のFW石井稜真(2年)を1点差で追う形となっていたが、「得点王を狙って入った」という決勝の舞台で一気に単独トップに立った。

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