鳥栖惨敗でトーレス現役ラスト飾れず…“盟友”イニエスタ負傷交代も、神戸が大爆発6ゴール
ゲキサカ / 2019年8月23日 22時43分
[8.23 J1第24節 鳥栖1-6神戸 駅スタ]
J1リーグは23日、第24節を各地で行い、サガン鳥栖はヴィッセル神戸に1-6で完敗した。FWフェルナンド・トーレスの現役最終戦を白星で飾れず。同じく元スペイン代表の神戸MFアンドレス・イニエスタは3点に絡む大活躍を見せたが、前半途中で無念の負傷交代。FW古橋亨梧が2ゴール1アシストを記録した。
ホームの鳥栖は前節から先発3人を変更。アウェー帯同を避けていたトーレスが満を持してスタメンに並んだ他、DF小林祐三とMF高橋義希も新たに入った。対する神戸は前節と同じ11人で臨み、トーレスとスペイン代表で一時代を築いたMFアンドレス・イニエスタが先発した。[スタメン&布陣はコチラ]
試合前のセレモニーではトーレス、イニエスタに花束が贈呈され、コイントスでは盟友同士の2人が肩を組んで握手。23,055人が集まった駅前不動産スタジアムは残留を争う直接対決による熱気とスターの引退試合による高揚感に包まれる中、鳥栖は4-4-2、神戸は3-5-2のオープンな試合が演じられた。
先にビッグチャンスを迎えたのは神戸。前半8分、自陣に下がったイニエスタがロングフィードを送ると、ゴール前にFW古橋亨梧が飛び込んだが、GK高丘陽平に落ち着いて対応された。鳥栖はその後、FW金森健志、FW安庸佑のクロスが立て続けにトーレスに向かうも、いずれのボールも競り勝てなかった。
すると前半11分、神戸がスコアを動かした。中盤で前を向いたイニエスタが右サイドにボールを出し、DF西大伍が最終ライン裏にスルーパスを送ると、2列目から飛び込んできたのはMF山口蛍。相手守備陣を一気に抜き去りながらシュートを放ち、ゴールポストに当たったボールがネットに入った。
さらに神戸は前半19分、相手の横パスを奪ったFW田中順也がシュートフェイントからスルーパスを送ると、後方から攻め上がってきた古橋がドリブル突破。MF高橋秀人にペナルティエリア内で倒され、PKを獲得した。キッカーはイニエスタ。ゴール左隅に冷静に蹴り込み、早くも2点のリードを奪った。
そして前半22分、今度は自陣左サイドの低い位置でボールを持ったイニエスタが右サイド奥にワンタッチのロングフィードを送ると、古橋が単独突破。引き付けてからの折り返しを受けた田中が左足を力強く振り抜き、ボールはゴール左隅に突き刺さった。3点ビハインドとなった鳥栖は防戦一方のまま、トーレスはその後も守備に追われた。
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