「面白かった」インハイの2試合。清水桜が丘が楽しんで戦い、藤枝東を3-0撃破!
ゲキサカ / 2019年8月25日 21時51分
[8.24 プリンスリーグ東海第11節 清水桜が丘高 3-0 藤枝東高 清水総合]
高円宮杯JFA U-18サッカープリンスリーグ2019東海は24日に第11節を行い、3位・清水桜が丘高(静岡)と4位・藤枝東高(静岡)との上位対決は清水桜が丘が3-0で快勝した。
清水桜が丘が楽しみながら戦い、勝った。インターハイでプレミアリーグ勢の東福岡高を2-0で沈め、優勝校・桐光学園高との2回戦も相手を追い詰めるような戦い。だが、決定機で決め切ることができなかった清水桜が丘はPK戦の末に敗退した。
2回戦で敗退したものの、インパクトを残した2試合。周囲からは「桐光に勝っていたら…」という声もあったという。ただし、片瀬晴城監督は終わった結果について言及はしない。選手に伝えたのは「面白かっただろ」という言葉。「全国での2試合は面白かったという部分では子供らも実感しているから、そういう面ではプラスになるかもしれない」。また、自分たちが楽しめるようなプレー、試合をすることを目指す清水桜が丘がこの日は藤枝東相手に楽しんで戦い、勝利した。
藤枝東にとってはインターハイ予選で敗れた清水桜が丘とのリベンジマッチ。敗退後に自分たちのサッカーを見つめ直してきたという藤枝東は、特長であるパスワークで勝負を挑む。
だが、先制したのは清水桜が丘の方だった。立ち上がりから狭い局面でもボールを失わずに攻めると、4分だ。中央のFW前田翔茉(3年)が左サイドへ展開すると、インターハイ優秀選手のMF古長谷千博(3年)が切り返しからDFのマークをわずかに外して角度の無い位置からニア上へ左足シュート。注目MFのファインゴールによって清水桜が丘がリードを奪った。
藤枝東はCB浦部舜主将(3年)や静岡県選抜の10番MF坂本康汰(3年)をスイッチ役に反撃する。7分にコンビネーションから抜け出したエースFW栗山且椰(3年)が左ポスト直撃のシュート。13分には敵陣でのインターセプトから再び栗山が決定的なシュートを放ったが、清水桜が丘はGK藤原元輝(3年)が阻止した。
幾度か崩しにチャレンジした藤枝東だが、前半半ば以降は清水桜が丘のペース。MF野牧稜平(3年)やMF宇山翔太(2年)がセカンドボールを拾うと、選手たちは片瀬監督が声がけする「失わない」のテーマを実行する。
この日、判断の良いサイドチェンジを連発していた右SB村上太一(3年)と左SB望月海千(3年)、野牧、古長谷と技術力の高い選手が「ボールを失わない」パス回し。一方で、まだ「失わないこと」イコール「繋ぐこと」になっている選手もいるとのことで、強引に繋ごうとしてカウンターを受けるシーンもあった。
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