大成の注目ルーキー、186cmGKバーンズ・アントン。衝撃デビューの夏から選手権は貪欲に結果を
ゲキサカ / 2019年8月31日 22時9分
1年生GKが選手権で結果を残す。31日、第98回全国高校サッカー選手権東京都2次予選の組み合わせが決まった。インターハイに続いて夏冬連続での全国初出場を狙う大成高はBブロック2回戦で、学習院高対石神井高戦の勝者と初戦。そのゴールを守るのは、アメリカ人の父と日本人の母を持つ186cmGKバーンズ・アントン(1年)だ。
インターハイ予選では、代表決定戦となった帝京高との準決勝で先発に大抜擢。そこでチームをPK戦勝利に導いた1年生はその後先発に定着し、全国大会でも先発フル出場した。ハイボールやセービングを強みとする一方、課題は声。先輩CB金井渉(3年)は「アイツにそれがついたら高さもあるし、ストップもできるし、さらに成長するんじゃないかなと思う」と期待する。初戦敗退した全国大会後に「欲」も出てきたという注目ルーキーが、選手権への意気込みや将来について語った。
―まずインターハイ予選でデビューして、慌ただしい夏だったと思うけれど振り返ると?
「(初出場は準決勝の)帝京戦前日に言われて、自分は心の準備ができていなかったんですけれども、全員サポートしてくれて、自分が試合に出るということには少し慣れてきたというところがあります」
―やはり、自分の中では急だった?
「結構、急でした」
―そろそろ来そうだったという感じもなかったのかな?
「予選は勝ち進んで来ていたので、自分の中でGKを変える必要はないのかなと思っていたので…(来い!という心境)ではなかったです。(試合前日は)ずっと家で勝つことのイメージしかしていなかったので、それで大分気持ちが整いました」
―今振り返って帝京戦については?
「凄く自信のついた試合になったので、そこを境に自分らしさが出せるようになったので良かったです」
―インターハイの全国大会は悔しい試合に。
「自分たちが勝てる試合だったのに、落としてしまったのはもったいないので、選手権で晴らしたいです。(PKとCKでの失点)もうちょっとできたかなという感じがありました」
―帝京戦に比べると、全国は緊張しなかった?
「同じくらい緊張しました(苦笑)」
―でも、自分の中で欲が出てきているのでは?
「欲が出てきて、全国に出るだけじゃダメで、全国で勝つチームになりたいという明確に目標を持てるようになりました」
―自信がある部分と課題について?
「自信があるのはシュートストップとハイボールの処理。課題は(先輩たちが指摘する声や)飛び出しのタイミングのところです」
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