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自分が招いた失点の分も「何が何でも決める」。神村学園MF大成健人が劇的な優勝ゴール

ゲキサカ / 2024年5月26日 8時49分

後半35+1分、神村学園高MF大成健人(3年=神村学園中出身)が決勝ヘッド

[5.25 インターハイ鹿児島県予選決勝 鹿児島城西高 1-2神村学園高 OSAKO YUYA stadium]

 神村学園高はU-17日本高校選抜候補のMF大成健人(3年=神村学園中出身)が優勝ゴールを決めた。同点に追いついた3分後の後半35+1分、MF佐々木悠太(2年)が右サイド後方からゴール前の大成と日本高校選抜MF名和田我空(3年)へ向けてクロス。これをニアの大成が頭でゴール左隅へ流し込んだ。

「我空がファーに流れて、多分相手もついていった。それで、自分が(内側に)入っていってたんで、2対1でフリーになれた」。ヘディングは得意ではないというが、「ほんとにドンピシャに来たんで」冷静に合わせるだけでボールはゴールへ吸い込まれた。

 後半29分の失点は、自分の相手クロッサーへの寄せが甘かったことが原因だと自己分析。だからこそ、「何が何でも決める」という思いで戦っていた。この日、3-4-3システムの右WBとして先発した大成は、失点直後にポジションをトップ下へ。ゴールに近づいていたMFは、自分の責任による1点を見事に取り返して見せた。

 神村学園のWBは多くの運動量を求められるポジションだ。この日、チームがビルドアップで苦戦する中、大成のスペースへの動きと仕掛けが攻めどころに。オープンへの配球にスプリントして追いつき、そこから仕掛けて自らのロングスローの機会を獲得していた。

 その一方、鹿児島城西高のカウンター、ロングボールを軸とした攻撃に自陣深くまで戻るシーンが多発。だが、「自分、体力は自信がある方なので、このチームを助けられるように」と運動量を増やし、「最後まで足が動いてたんで良かったです」という決勝点で歓喜をもたらした。

 昨年度の選手権全国大会では3試合中2試合で先発。U-17日本高校選抜候補にも選出されているアタッカーは、インターハイでの活躍が期待される。だが、この日のパフォーマンスについて、「自分の中ではちょっと今日はプレーの質が低かった。点を決めれたって部分だけが良かったです。 ちょっと質を高めていかないと通用しないかなと思います」と厳しい評価。よりプレーの質を高めなければならないと考えている。

「プレーの質を高めること。(最優先は)チームのためにより働いて、自分の得意なドリブルだったりとかシュートだったりとかもしっかりアピールしていきたいなと思っています」。今大会の準決勝では右足アウトでの技ありゴール。今年2月の九州新人大会決勝でも優勝ゴールを決めているMFは、全国大会でも連発して目標の日本一に貢献する。
 
(取材・文 吉田太郎)

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