[NB CHAMPIONSHIP U-16]粘り強さ、勝負強さ増した東福岡が1-0で山梨学院突破!

ゲキサカ / 2019年9月15日 23時28分

後半24分、MF向井貴都(左)の先制ゴールを喜ぶ東福岡高の選手たち

[9.15 NB CHAMPIONSHIP準々決勝 東福岡高 1-0 山梨学院高 時之栖うさぎ島G]

 粘り強さ、勝負強さ増した東福岡が1点勝負を制す! 高校1年生世代の強豪32校が優勝を争う「newbalance CHAMPIONSHIP U-16/2019」は15日午後に準々決勝を行い、東福岡高(福岡)と山梨学院高(山梨)が激突。東福岡がMF向井貴都の直接FK弾によって1-0で勝ち、静岡学園高(静岡)との準決勝(16日)へ進出した。

 プレミアリーグWESTに所属する東福岡と昨年のインターハイ王者・山梨学院。九州、関東の強豪校対決は東福岡が制した。前半はともに寄せの速さや、デュエルの部分が目立つ展開に。一方で互いに攻撃のスピードが上がった際にミスが出て、ボールを失うシーンが少なくなかった。

 前半、その競り合いの部分で上回っていたのは山梨学院の方。敵陣でセットプレーを獲得し、効果的なサイドチェンジから決定機も作った。26分にはMF保坂好寿の展開から右サイドでDFをかわしたMF井上瞳哉が左足シュート。これは東福岡GK松田夢生に阻まれたものの、山梨学院は相手ボールを素早い挟み込みで奪い取っていたほか、CB藤井勇仁とCB磯崎勇玖が前への強さを見せるなど優勢に試合を進めていた。

 東福岡も向井やMF細井律、MF衛藤遥希がボールを前進させようとしていたが、シュートまで持ち込むことができない。後半も、ハーフタイムに6人を入れ替えた山梨学院が先にチャンスを作ったが、東福岡は球際の強度が明らかに向上。FW佐川玲史が前線で奮闘するなどセカンドボールを拾う回数やカウンターを繰り出す回数を増やして見せる。

 そして後半24分、左中間で交代出場のMF椋野魁斗が身体を張ってFKを獲得。これをキッカーのMF向井貴都がGKの意表を突く形で左上に決めて先制した。「あのコースは自分の得意なコースで練習とか大分していたので決める自信がありました」と向井。東福岡の選手たちは待望の1点を喜び合っていた。

 佐川が「(個人的には)先に身体を当ててスペースを作ったり、(競り合いで)工夫することができたのでそこは良かったと思います。後半は球際とかボールを収めるというところで一人ひとり責任を持ってできたと思います。それが最後FKに繋がったと思います」と説明したように、東福岡は後半、劣勢になっていた部分を改善。それが試合のペースを握らせ、先制点にも繋がった。

 リードされた山梨学院は、身体能力の高いFW茂木秀人イファインを活用するなどすぐに反撃に出るが、東福岡の守りは堅い。指揮を執った平岡道浩コーチも「チャレンジ&カバーをひたすらやってきて、大分手堅いサッカーができるようになってきた」と話すように、球蹴男児U-16(九州U-16)リーグ14試合で26失点しているチームは、DF陣中心に穴を作らずに守って見せる。終了間際にはCKのこぼれ球を押し込まれそうになったが、FW岩城颯真がゴールすれすれの位置でスーパークリア。最後まで集中して守った東福岡が1-0で勝利した。

 東福岡は今春、九州内の試合でもなかなか結果が出なかった。選手たちはピッチ外の部分から改善。平岡コーチはビルドアップの部分などまだまだな部分が多いことを指摘するが、一方で「ようやくサッカーを理解し始めている」と成長も認める。

 佐川は「前期は結果を出せなかったけれど、後期は逆転勝ちとかそういうところで一回り成長したし、最後の危ない場面でも粘り強さが出てきたと思います。優勝を目指してきているので、チーム全体で協力して絶対に勝ちたいです」。現状、特別なタレントはいないかもしれないが、チームとして粘り強さ、勝負強さが出てきていることは確か。尚志高(福島)や山梨学院を破って進撃する“赤い彗星”東福岡が、このまま頂点まで駆け上がる。

(取材・文 吉田太郎)

【特設ページ】newbalance CHAMPIONSHIP U-16/2019

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