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「自分の価値を上げていく“上限”というのはない」。FW千葉寛汰はこの世代で一番の点取り屋へ

ゲキサカ / 2021年12月20日 12時14分

「安部選手が前を向いた瞬間に目が合いましたし、相手のディフェンダーの選手をうまく外したら、良いボールが来て、『そのまま流してシュートまで行こう』と考えていたんですけど、相手に押された形から自分に当たって入った感じです。良いイメージをお互いに共有できた良いゴールだったかなと思います」。

 ボールは混戦の中からゆっくりとゴールネットへ吸い込まれたこともあり、本人のゴールか否かを改めて確認すると、「アレはオレのゴールです。絶対にオレです(笑)」と即答。ストライカーらしいメンタルに加え、笑いを誘うような会話を楽しめるあたりに、結果を出し続けているフォワードの余裕が滲む。

 ただ、もちろんそれだけで満足するようなタマではない。「プロの基準、世界の基準で見たら全然まだまだだなと率直に感じています。実際に今日も勝てていないですし、勝利に導けないストライカーでは点を獲っても意味がないと思うので、そういう意味ではまだまだかなと思います」。自分の結果だけを求める時期は、もう終わった。チームを勝たせるストライカーへ。もちろんそのために、自分がゴールを奪い続けることは言うまでもない。

 今回の代表活動では真家、坂本一彩(ガンバ大阪ユース)とやはり来季からプロの世界へ飛び込む2人と時間を共有した。「坂本選手だったら前を向いてからのドリブルの仕掛けがあって、真家選手は力強いパフォーマンスがあると思いますけど、その中でも自分が一番点を獲る能力が優れていると思いますし、いろいろなバリエーションの中で点を決められるという自信はある反面、本当にレベルの高いフォワード陣が揃っているので、彼らの良さを引き出したり、彼らの良さを自分のモノにする中で、自分の成長に繋げられるかなと思っています」。彼らとのハイレベルな切磋琢磨が、これからもずっと続いていくことは間違いない。

 プロ1年目となる2022年。自分の為すべきことは、もちろん理解している。「プレミアでは得点王を獲りましたけど、正直プロに行く上ではそんなのは意味がないと考えています。一番下からのスタートになりますし、どれだけこのオフ期間で良い準備をして、良いスタートを切って、監督の構想に入って、しっかり試合に出られるかだと思っているので、まずは良い準備をして、シーズンの始動に合わせられるようにしたいなと思います」。

 最後に残した言葉も、力強い。「間違いなく自信は付いていますね。代表の中心でストライカーとして活躍したいという気持ちが強いですし、この世代の一番の点取り屋は自分だと思っているので、絶対に自分が点を獲って、チームを勝たせるという想いは常にあります」。

『千葉寛太の価値』を今よりもっともっと高めるため、18歳のストライカーはとにかくゴールを獲り続ける。

(取材・文 土屋雅史)

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