1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

代表でも自分がチームを引っ張っていく。DF田中隼人は“先輩との再会”も糧に飛躍の2022年へ向かう

ゲキサカ / 2021年12月20日 12時25分

U-18日本代表のディフェンスリーダー、DF田中隼人(柏U-18)

[12.19 IBARAKI Next Generation Match 2021 決勝 U-18日本代表 1-2 U-20関東大学リーグ選抜 ひたちなか]

 188センチの長身に左利きという“高スペック”が、それだけで周囲の目を惹く大きな武器であることは間違いない。それでも、そのポテンシャルだけで勝負するような選手ではないことも、プレーを見れば一目瞭然。課題も明確に捉え、克服するための努力を重ねられる才能も十分に持ち合わせている。

「プロでは1シーズン目からスタメンを奪える選手になりたいですし、代表チームでは来年にU-19のアジア予選があるので、そこに向けて自分がチームを引っ張っていくという想いでやっていきたいと思っています」。

 U-18日本代表のディフェンスリーダー。DF田中隼人(柏レイソルU-18 3年)は高いレベルで経験した数々の手応えを携えて、飛躍の2022年へと力強く歩み出す。

「U-20W杯まではあと1年半ぐらいしかないということは監督からも言われていましたし、それを理解した上でこの大会で優勝するというのは全員が意識していたことですし、まずは来年のU-19のアジア予選を意識して、全員が臨んでいました」。年内最後の活動となったU-18日本代表。主軸としての活躍が期待されている田中にとっても、世界への挑戦を念頭に置きながら、高い意欲を持って合宿へと臨んでいた。

 自然と課題が口を衝くのも、向上心の表れ。「守備のところで課題があって、ボールサイドに行っているのに、ボールが取れなかったり、逆サイドに簡単に展開されてしまったり、球際の甘さも結構出て、昨日の2失点も凌げた失点だったと思います」。この日はU-20関東大学リーグ選抜を無失点に抑えた前半だけの出場だったが、やはり後半だけの出場で2失点を喫した前日の鹿島アントラーズユース戦を引き合いに出すなど、今回の活動を通した反省点もしっかりと見つめている。

 もちろん収穫もあった。今シーズンの中盤戦を越えたあたりから、以前にも増してトライする回数も、成功する回数も格段に増えた“縦パス”への意識は、代表でも十分に通用したという。「5バックのレイソルと違って、代表になると4-4-2なので、あまり縦パスを入れるチャンスはないですけど、そこで自分の特徴が変わるわけでもないので、数は減っていながらも、ロングキックや縦パスを入れられるという手応えは代表になってもありますし、自分の強みかなと思います」。システム上の関係もあり、中間ポジションへ付けるパスは多くなかったものの、ここぞというシーンではグサリと縦に打ち込むシーンも。左足から放たれる、糸を引くようなボールは健在だ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください