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中学まで本気でダンスも。圧倒的な素材感、吸収力、ひたむきさも魅力の狭山ヶ丘高GK若林学歩が大宮入団会見で世界一誓う

ゲキサカ / 2021年12月23日 19時39分

大宮アルディージャ加入内定の狭山ヶ丘高GK若林学歩(中央)が会見で活躍を誓った。左から狭山ヶ丘の西澤正仁監督、小川義男校長、若林、大宮の佐野秀彦代表取締役社長と秋元利幸フットボール本部強化部長

 可能性大の超大型GKが、大宮から世界へ羽ばたく――。23日、狭山ヶ丘高GK若林学歩(3年=八王子市立椚田中出身)の大宮アルディージャ入団記者会見が埼玉県入間市の狭山ヶ丘学園総合グラウンド管理棟「義学館」で行われた。会見には若林、大宮の佐野秀彦代表取締役社長と秋元利幸フットボール本部強化部長、そして狭山ヶ丘の小川義男校長とサッカー部の西澤正仁監督が出席。大宮のクラブ関係者や狭山ヶ丘のチームメートたちも見守る中、若林が堂々とプロへの意気込みを語った。

 中学1年生でサッカーを始めた頃から高卒でのプロ入りを目指してきたという若林は、「大宮アルディージャという素晴らしいクラブからキャリアを始めることになって、とても嬉しく思います。自分はただJリーグで活躍するのではなく、日本を代表して、日本代表がワールドカップで勝てていない壁をしっかりと越して、自分の手で日本をワールドカップ優勝に導くなど、海外でしっかり活躍するということを目標にやっていく」とコメント。U-17日本代表候補にも選出されている196cm、83kgの超大型GKは「自分はまだまだ」とした上で、努力を重ねて日本を代表するGKになること、日本を世界一へ導くことを誓った。

 狭山ヶ丘高からのプロ入りは、亜細亜大を経て札幌、川崎FでプレーしたFW黄川田賢司氏以来で、高卒は初。西澤監督は、当時中学2年生の若林を初めて見た時に「プロへ行く素材」だと確信したという。そのプロ入りを実現した教え子へ向けて、「これから大宮でしっかりと力をつけて、プロとして活躍できるベースをつくった中で、プロの厳しさをしっかり味わって、成長して、まずはクラブを代表する、そして日本を代表するようなGKになって、日本代表のゴールマウスをしっかり守って欲しい。彼はとても恵まれた体格、ポテンシャルを持っているので、最終的には海外で活躍するような素晴らしいGKになって欲しい」と期待した。

 日本とガーナにルーツを持つ若林が、サッカーを始めたのは中学1年生から。サイズを見込まれてすぐにフィールドプレーヤーからGKへ転向した。経験は浅い。それでも、幼少の頃からサッカーに専念した中学2年生まで本気でダンスを続け、この日も会見、練習後にブレイクダンスを華麗に披露してくれた若林の身体は非常にしなやか。この身体の柔らかさが、圧倒的なハイボールの強さや鋭いセーブ、そして飛距離抜群のキックを生み出す要因の一つになっているようだ。

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