“囮”グルグル、4連トレイン、6人大回転…妙技連発の高川学園、ラストCKで劇的8強入り!! 相手もお手上げ「対策していたが…」
ゲキサカ / 2022年1月2日 20時12分
[1.2 選手権3回戦 高川学園高 1-0 仙台育英高 等々力]
第100回全国高校サッカー選手権は2日、3回戦を行い、等々力陸上競技場の第2試合は高川学園高(山口)が仙台育英高(宮城)を1-0で破った。ユニークなセットプレー戦術で世界から注目を集める高川学園は、この日もCKから決勝点。0-0で迎えた後半アディショナルタイム3分、相手の裏をかいたオーソドックスな陣形で左CKをスタートすると、途中出場のMF西澤和哉(3年)が劇的なダイレクトシュートを突き刺した。
拮抗した展開となった伝統校同士の一戦。両チーム通じてのファーストシュートは前半19分。仙台育英は左に開いたMF小林純太(3年)のフィードからMF島野怜(3年)が頭で狙ったが、高川学園GK徳若碧都(3年)の正面を突いた。直後、高川学園もFW林晴己(3年)が遠目から狙って最初のシュートを記録したが、これは大きく枠を外れた。
次第に勢いを強めた仙台育英は前半27分、島野が巧みな浮き球パスを前線に送ると、右サイドでうまく収めたMF安藤誠哲(3年)がカットインから左足シュート。そのままセットプレーを有効に使って押し込み続け、同31分にはこぼれ球を収めた島野の左足ミドルシュートがGK徳若を襲った。島野は同32分にもCKからチャンスを創出。1年時から主力を担ってきた背番号10が絶大な存在感を放っていた。
一方の高川学園は前半34分、敵陣左サイドでFKのチャンスを獲得。世界から注目を集めているトリックプレーへの期待に会場は大きく沸きたった。しかし、最初のセットプレーでは温存。普通に蹴り出したキックを起点に林がタメをつくり、対面の相手をかわして前進したが、シュートチャンスには至らなかった。
それでも高川学園は前半40分、右CKを獲得すると、すぐにベンチから「行くぞ!」の声。MF北健志郎(3年)ら5選手が手をつなぎ、ペナルティエリア内で回転し始めた。1回戦、2回戦でも披露した“トルメンタ”(スペイン語で「嵐」)と称する技だ。するとキッカーのDF山崎陽大(3年)はショートコーナーを選択し、林とのパス交換からクロスを供給。ゴール前のトリックを“おとり”に使う高度なプレーを見せたが、ボールはファーサイドに流れてしまった。
そのまま0-0で迎えた後半も、なかなかスコアは動かない。仙台育英は8分、MF松本銀士(3年)の左CKに島野が頭で合わせたが、うまくミートできず。高川学園は11分、FW中山桂吾(3年)のポストプレーから左サイドを攻め上がり、山崎のクロスにFW小澤颯太(3年)が頭で合わせるも、シュートは大きく右に外れた。
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