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リベンジを懸けた大一番に3発快勝。長崎総科大附を退けた東山は、夏に完敗を喫した青森山田との“再会”へ向かう

ゲキサカ / 2022年1月3日 8時9分

 すると、次の得点も東山に。23分。右サイドで相手のパスをインターセプトしたMF阪田澪哉(2年)が、得意のドリブルで一気に加速。そのまま放ったシュートは右ポストを叩いたが、ここに芦谷がきっちり詰める。「僕は1年生の時はずっとCチームでやっていて、その時から一緒にやっていたメンバーがスタンドでも応援してくれていて、そういう応援のメンバーが声を掛けてくれたり、連絡とかいっぱいくれたりしていたので、この全国でゴールを届けたいなと思って、決めました」という苦労人フォワードの全国初ゴール。点差は2点に広がった。

「クリアや前線へのフィードが相手に取られたり、セカンドボールを拾われたことが苦しい展開になったと思います」と定方敏和監督代行も口にした長崎総科大附は、MF高良陸斗(3年)とMF別府史雅(3年)の配球を中心に、サイドへ散らしながら攻める姿勢は打ち出すも、なかなかフィニッシュには届かず。相次いで切った交代カードも、東山のディフェンス陣に抑え込まれる。

 ダメ押しの一撃は39分。真田が左から入れた鋭いFKに、DF井上蒼太(3年)がヘディングで競り勝ち、藤枝が頭で合わせたボールは、GKの頭上を破ってゆっくりとゴールネットへ弾み込む。

「ヘディングはいつも狙っていたので、クロスのタイミングに合わせて、上手く中に入ることができたなと思っています」と笑った10番のドッピエッタで勝負あり。「長崎総附さんが徹底してダイレクトプレーで縦に来るというのはわかっていたので、そこは昨日の練習で意識づけをして、あらゆるやり方に対応できるようには日々練習してきたので、そこは上手くできたと思います」と福重監督。3-0。理想的な時間帯に得点を重ねた東山が、約束のクォーターファイナルへと勝ち上がった。

 インターハイでは阪田と真田が優秀選手に選出。この日もスタメンの半数以上を占めた2年生にタレントが揃うとの評価もある東山だが、この大会は3年生の活躍が際立っている。

 初戦の市立長野高(長野)戦では、キャプテンマークを巻いたDF夘田大揮(3年)が勝利を引き寄せる2点目を記録。この日もゴールを挙げたのは3年生2トップであり、CBの井上は完封勝利に大きく貢献し、アシストもマーク。「今年のチームは2年生が主体なんですけど、やっぱり出ていない3年生も含めて全員が一丸となって戦えるチームだと思っています」と話していた李は、高い技術を生かしたドリブルで存在感を発揮した。

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