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青森山田が圧巻の強さ!4-0で“3冠”達成!

ゲキサカ / 2022年1月11日 8時13分

青森山田高が3年ぶりの優勝。3冠達成。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[1.10 選手権決勝 大津高 0-4 青森山田高 国立]

 青森山田が圧倒的な強さで“3冠”達成! 第100回全国高校サッカー選手権は10日、国立競技場で決勝を行い、大津高(熊本)と青森山田高(青森)が激突。青森山田が4-0で勝ち、3年ぶり3回目の優勝を果たした。青森山田はインターハイ、プレミアリーグEASTに続く“3冠”達成。新国立最初の王者に輝いた。

 熊本県勢初、公立校としては11年度大会の市立船橋高(千葉)と四日市中央工高(三重)以来となる決勝進出を果たした“公立の雄”大津は、4-4-2システム。鎖骨の負傷で今大会ベンチ外が続いていた主力DF日高華杜(3年)が決勝で先発に復帰した。GK佐藤瑠星(3年、U-18代表候補)、4バックは右SB和田理央(3年)、CB寺岡潤一郎(3年)、CB川副泰樹(3年)、左SB岩本昌大郎(3年)。中盤は薬師田澪(3年)と森田大智(3年、U-18代表候補)のダブルボランチ、右SH日高、左SB川口敦史(3年)、2トップは小林俊瑛(2年、U-17代表候補)と一村聖連(3年)が構えた。

 一方、戦後最多タイとなる4大会連続決勝進出の青森山田も4-4-2システム。GK沼田晃季(3年)、4バックは右SB中山竜之介(2年)、CB丸山大和(3年)、CB三輪椋平(3年)、左SB小野暉(3年)。中盤は町田内定MF宇野禅斗(3年、U-18代表候補)とFC東京内定 MF松木玖生(3年、U-22代表)のダブルボランチ、右SB藤森颯太(3年、U-18代表候補)、左SH田澤夢積(3年)、2トップは名須川真光(3年)と渡邊星来(3年)がコンビを組んだ。

 序盤、青森山田が切り替えの速さで相手の攻撃を封鎖。そして、左サイドの田澤を活用してセットプレーを獲得する。大津は佐藤のパンチングやDF陣の的確なクリアで相手のセットプレーを回避。攻撃に移ろうとするが、青森山田は宇野と松木が確実にセカンドボールを回収し、出足鋭いDF陣もバイタルエリアで相手に前を向かせない。そして奪ったボールを繋げる状況であれば確実に繋ぎ、意図を持って相手背後へロングボールを入れ、大津を押し込んだ。

 大津は守る時間が増える展開となったが、セットプレーでは必ず相手より先にボールに触り、サイドを破られかけても簡単にはクロスを上げさせない。そして22分にはFKこぼれを狙った藤森の右足シュートをDFがブロック。青森山田は28分にも松木の絶妙なスルーパスから藤森がラストパスを狙うが、大津DFは身体を張って防ぎ、29分にも青森山田FW名須川が強引に抜け出そうとしたものの、シュートは距離を詰めたGK佐藤がブロックする。

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