東北高校新人戦。現地取材記者3氏が選ぶ「確かな輝きを放った11名」
ゲキサカ / 2022年2月1日 12時13分
第21回東北高校新人サッカー選手権大会 (男子)が1月29日から31日まで行われ、尚志高(福島1)が5年ぶり3回目の優勝を飾りました。残念ながら出場予定だった4校が出場辞退となりましたが、大会関係者のサポートもあって12校の選手たちが奮闘。ゲキサカでは、サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』元編集長で育成年代から日本代表まで幅広く取材する川端暁彦氏、各種スポーツを少年から自衛隊まで取材して先の東京五輪も多くの競技を取材した平野貴也氏、関西を中心にジュニアから大学生・プロ選手まで精力的に取材する森田将義氏の3名に、「確かな輝きを放った11名」を選考、紹介してもらいます。
川端暁彦氏「Jヴィレッジに集まった12校から目を惹いた11名を選出させていただきました。まだ立ち上げの時期ですので、チーム成績には頑迷にこだわらず、早期敗退校を含めて幅広く選考範囲に入れた上で、平野貴也、森田将義、そして私、川端暁彦の3人の記者が激論の末に選んでおります。正直に言って他にも沢山の好選手がいましたが、この11人が確かな輝きを放った選手たちであることは間違いありません」
以下、3氏が推薦する11名
GK桑原優治朗(東北学院高2年)
2回戦、準決勝を完封。敗れた決勝戦も、決定機で好守を連発するなど安定感のあるプレーを見せた。日本代表シュミット・ダニエルは東北学院OB。「すごく憧れる。背中を追いかけて頑張りたい。この環境でも行けると思わせてくれて、ありがたい」と刺激を受けている。
DF山田一景(尚志高2年)
176cmの身長はCBとしては小柄だが、身体能力の高さは魅力十分。競り合いで強さを発揮するだけでなく、無理な体勢からでも相手攻撃を食い止められる。高校に入ってからは、予測での守備にも自信をつけており、チェイス・アンリが抜けた後のDFリーダー役を担う。
DF佐藤春樹(東北学院高2年)
自ら「気合い系」と語るCBが憧れる選手はDFセルヒオ・ラモス。競り合いに滅法強いプレースタイルは確かにスペインの闘将を彷彿とさせるものがあり、今大会躍進の原動力だった。大会で残った課題は「セットプレーでの得点力」。全国切符のために磨きをかけたい。
DF布施颯大(八戸学院野辺地西高2年)
昨季から主力のストッパー。今季から主将も務める。残念ながら初戦で敗れたものの、ヘディングの強さや出足の鋭さ、カバーリングに優れた守備を披露。仲間へのコーチングを含め、中心選手としてチームをけん引し、接戦に持ち込む要因を作り出した。
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