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193センチの体躯を誇る闘争系CB。横浜FCユースDFヴァンイヤーデン・ショーンが秘める無限の可能性

ゲキサカ / 2022年2月7日 12時1分

横浜FCユース期待の193センチCB、ヴァンイヤーデン・ショーン

[2.5 LIGA KANTO U-18 帝京高 1-1 横浜FCユース 帝京北千住G]

 とにかく、高い。193センチの体躯を生かしたヘディングは、間違いなくこの年代でも群を抜いている。そして、端正な顔立ちに騙されてはいけない。厳しい局面での球際にも、十分な強さを兼ね備えている。

「自分の一番の強みは、高さと、球際の強さと、全部ひっくるめて闘争心というところなんですけど、誰よりも球際は絶対に負けないという自信もありますし、ヘディングも高さがある分だけ、絶対に負けられないという意識はあります」。

 ここからがいよいよ本格的な飛躍の時。横浜FCユース(神奈川)のハイタワー。DFヴァンイヤーデン・ショーン(2年=横浜FCジュニアユース出身)が、その秘められたポテンシャルをいよいよ解き放ちつつある。

 凄まじい一撃だった。帝京高(東京)と対戦した『LIGA KANTO U-18』の開幕戦。好リズムで前半を過ごした横浜FCユースは、終了間際の40+1分にFKのチャンスを得る。キッカーはレフティのDF中村琉聖(2年)。丁寧なボールが左サイドから送り込まれると、193センチの影が圧倒的な高さまで伸び上がる。

「キックが良かったので、あとは合わせるだけだったんですけど、今年のファーストゴールを獲れたので、それは良かったと思います」。強烈な打点のヘディングで合わせた豪快なゴール。「まだまだ課題は多いですけど、ああいう個性を持った子はなかなかいないので、凄く楽しみだなと思います」とはチームを率いる小野信義監督。まずは攻撃面で違いをアピールしてみせる。

 ただ、守備面では自身も課題をハッキリと感じていた。「潰しに行くのは自分の強みなんですけど、そこで行き過ぎてしまって背後を取られるシーンもあって、個人の出来が悪かったので代えられました」と自ら振り返ったように、後半途中で交代を命じられると、以降はコーチの隣に座ってピッチを見つめ続ける。

「自分の課題を『外から見てほしい』と言われたので、代わってからはコーチと話しながら、『さっきの自分だったらこうしている』というのを外から見ていました」とは本人だが、その“マンマーク”もある意味では期待の裏返しと言えるだろう。

 昨年度のプレミアリーグでは、終盤に掛けて出場機会が増加。「あれで自信を持てましたし、プレミアでも1位と2位の青森山田とエスパルスとやれたのは貴重な経験でした。それをチームにも還元できるように、練習からも声を掛けたりしています」。とりわけ、優勝の歓喜を目の前で見せ付けられた青森山田高との対戦では、“旧友”との再会も果たすことになった。

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