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CBチェイス・アンリやFW千葉寛汰から刺激。一際向上心強いFW福田師王はどんな時も決めて、勝つ

ゲキサカ / 2022年2月9日 11時32分

神村学園高の2年生FW福田師王は日本高校選抜選考合宿でU-22日本代表CBチェイス・アンリ(左)と常に行動をともにし、吸収

 大会の主役候補として臨んだ第100回選手権は初戦敗退(対帝京長岡高、2-3)。神村学園高(鹿児島)FW福田師王(2年=神村学園中出身)はCKからヘディング弾を突き刺し、アシストも記録したが、全国制覇の夢はわずか1試合で潰えた。

 ゴールを決めたこと、アシストしたこともチームが負けてしまえば意味がない。「チームが勝っていないので、ダメでした。全てがダメでした。怪我を持ちながらやったこともそうですし、選手権に向けてのコンディションがしっかり整えられなかった」。昨秋の負傷がなかなか回復しない中で迎えた選手権。鹿児島県予選開幕前に負傷離脱したDF抜水昂太主将(3年)の分もという思いが身体を突き動かしたが、結果に結びつけることができなかった。

「キャプテンが出れないということもありましたし、今年は主役という立場でやってきたので、普通に結果が出せなくて悔しかったです。個で打開する力だったり、決定力の高さが足りなかったですね。あとシュート本数」。チームとしても緊張があり、選手層、勢いがまだ足りなかったと分析。高校最後の1年の目標として「全国制覇」を掲げた福田は、決めて、チームを勝たせることにこだわる。

 昨年1年間の自主練習は「ずっとシュートです。シュートしかしていないです」という。スピードに乗った状態からコースへシュートを撃ち込むことを反復。また、U-18日本代表候補合宿で大岩剛氏(22年U-21日本代表監督)や冨樫剛一氏(22年U-19日本代表監督)に指摘された課題を改善。「背後への抜け出し(からシュート)。プルアウェイで相手が嫌なところへ走る。背後取れば相手は嫌だからと。相手の裏を取る楽しさが大分分かってきました」。

 福田は高校進学後、いずれも課題だったクロスからのシュートを武器に変え、ドリブルシュートでのゴールも増やしている。そして、2学年上の選手中心だった日本高校選抜やU-17日本代表候補でゴールを連発し、U-18日本代表候補に個人昇格。進化し続けるストライカーは、さらなる武器を身に着け、極めてゴール量産に繋げる考えだ。

 9日からは日本高校選抜に合流予定。コンディションが整えば、12日に「NEXT GENERATION MATCH」で川崎フロンターレU-18(神奈川)と戦う。昨年、「NEXT GENERATION MATCH」での敗戦を経験している福田は「点決めてチームを勝たせたいです。去年は集まってから短かったので特長とか分からなかった。もっとコミュニケーションを取っていきたいです。(そして、)点決めて勝ちたいです。仲村監督に勝ちをプレゼントしたいです」と意気込んだ。

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