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関東一の2年生FW本間凜はU-17高校選抜選考合宿の経験も持ち帰り、「みんなでもっと高め合って」目標達成へ

ゲキサカ / 2022年2月14日 0時18分

関東一高FW本間凜はU-17日本高校選抜選考合宿で得た経験をチームに持ち帰る。(写真協力=高校サッカー年鑑)

 あの舞台に必ず戻る――。FW本間凜(2年=JSC CHIBA出身)は他の2年生たちとともに関東一高(東京)の先頭に立って成長し、1年後、再び国立競技場で戦う。

 関東一は国立競技場で開催された第100回選手権開幕戦を6-0で快勝。注目校・尚志高(福島)をPK戦の末に下して初めて選手権2回戦を突破すると、3回戦でも2年連続3位の矢板中央高(栃木)に2度のリードを奪う。2度追いつかれる苦しい戦いとなったが、終了1分前に本間が劇的な決勝点を挙げて、準々決勝へ進出した。

 準々決勝では「PKという形で勝たせてもらったんですけれども、何もさせてもらえなかったので静岡学園の選手たちは全員凄かったです」(本間)という静岡学園高(静岡)に土壇場で追いつき、PK戦で勝利。優勝候補を破り、準決勝の会場である国立競技場に戻る権利を勝ち取った。だが準決勝前日、関東一の選手2名に新型コロナウイルスの陽性反応が出たため、出場辞退。国立準決勝のピッチに立つことは叶わなかった。

 初戦から全試合で先発出場し、計2得点の本間は、「ああいう辞退という形で終わってしまって、関一サッカー部全員が悔しい気持ちで終わってしまったので、その分、新チームの1、2年生が主体となってまたあの舞台に戻らないといけないと思っている」と力を込める。

 選手権では、同じ2年生のDF矢端虎聖やDF倉持耀、MF湯田欧雅、MF小谷旺嗣、MF鹿岡翔和も全国のピッチを経験。本間は「春から良い結果が出せるように、選手権を経験した2年生たち全員で引っ張って頑張っています」という。そのチームの中で、自分が攻撃の中心にならなければならないことを理解している。

「(選手権までは)3年生がいたので、自分は走っていればボールが出てくる感じだったんですけれども、今年はまだ(現)2年生にそういう選手がいないので、自分がタメ作って、自分が前で起点を作って行きながらやっていければと思っています」

 本間は選手権後、関東一からただ一人、U-17日本高校選抜選考合宿に参加。「自分は運動量が持ち味なので、誰よりも走ったり、守備でもプレスバックをしたりして、味方を助けられたらなと思っています」と語るFWは、前線で献身的な動きを続け、練習試合では決定的なシーンに絡んだ。最終日の紅白戦では抜け出しから唯一のゴールを決めてアピール。また、同世代の才能たちとの日々で学んだことをチームに持ち帰るつもりだ。

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