U-17日本高校選抜が関東1部の拓殖大からも4得点。悪い流れ断ち切る力など身につけ、次は勝利を
ゲキサカ / 2022年2月19日 22時10分
[2.19 練習試合 U-17日本高校選抜 4-6 拓殖大]
高校サッカー部2年生の“代表チーム”が、強豪大学から2試合連続4得点――。U-17日本高校選抜は静岡合宿3日目の19日午後、関東大学1部リーグの拓殖大と練習試合(40分×3本)を行い、MF高橋隆大(静岡学園高2年)の2得点とFW小林俊瑛(大津高2年)の2試合連続ゴール、そしてMF田原瑠衣(大津高2年)の鮮やかな一撃によって4得点を奪ったが、4-6で敗れた。
高校サッカー部の有力2年生によって構成されたU-17日本高校選抜は、4-4-2システム。先発GKはデューフエマニエル凛太朗(流通経済大柏高2年)で右SB鈴木大翔(尚志高2年)、CBが萩原聖也(流通経済大柏高2年)と宝納拓斗(佐賀東高2年)、左SB都築駿太(流通経済大柏高2年)。中盤は廣井蘭人(帝京長岡高2年)と徳永涼(前橋育英高2年)のダブルボランチで、右SH高橋、左SH篠田翼(昌平高2年)、2トップは福田秀人(米子北高2年)と小林がコンビを組んだ。
立ち上がり、相手の出方に適応する前に失点。7分、MF浅倉廉(2年=静岡学園高)の折り返しをMF日野翔太(1年=堀越高)に押し込まれた。序盤はボールを奪い切れずに自陣で守る時間が増加。だが、U-17高校選抜は12分、左中間からドリブルで切れ込んだ篠田が中央の廣井へパスを繋ぐ。廣井が間髪入れずに右へ振ると、高橋が縦への仕掛けから右足シュートをニアサイドへ叩き込んだ。
U-17高校選抜は前日の駒澤大戦(4-5で敗戦)同様に徳永と廣井、高橋を軸に距離感短く、テンポの良いパスワーク。廣井が「拓殖大学はめちゃくちゃ上手かったんですけれども、徳永と2ボランチを組んだ時は高橋と篠田と4枚で中盤を支配できたと思います」と振り返ったように、技巧派揃う拓大にグラウンダーでの勝負を挑み、ビルドアップで優位に立って見せる。20分には福田が右へ展開し、高橋がゴールエリアへクロス。これに競った小林がこぼれ球にいち早く反応すると、左足シュートをファー上へ突き刺した。
このあと、GKデューフのシュートセーブなどでリードを守っていたが、27分、FKから拓大CB岸本駿朔(3年=市立船橋高)に頭で決められて2-2。だが、細かなパス交換と個々の突破が噛み合うU-17高校選抜は34分、都築がスピードに乗ったドリブルで左の局面を打開する。そして、篠田がドリブルで切れ込み、中央へ折り返すと、高橋がコントロールから右足シュートを叩き込み、再び勝ち越した。
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