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G大阪パトリックの退場に家本政明氏が見解「正直厳しい」鹿島FW鈴木優磨もイエロー相当か

ゲキサカ / 2022年2月22日 7時45分

FWパトリック(G大阪)とFW鈴木優磨(鹿島)の競り合い

 元国際主審の家本政明氏が22日に配信開始したDAZNの判定検証番組「Jリーグジャッジリプレイ」最新回に出演し、今月19日にパナソニックスタジアム吹田で行われたガンバ大阪対鹿島アントラーズ戦でのFWパトリック(G大阪)の退場事案について「正直、厳しい」と述べ、退場判定は不適切だったという見方を示した。

 問題の場面は前半37分に起きた。パトリックは自陣に戻ってこぼれ球を拾い、ボールをキープしようとしたところ、後ろからFW鈴木優磨(鹿島)のスライディングを受けて転倒。直後、立ち上がろうとした際に左脚を鈴木に抱えられると、それを振りほどこうと左腕を出した行為がレッドカードの対象となり、荒木友輔主審に退場を告げられた。この時、VARの介入は行われなかった。

 番組ではゲストの平畠啓史氏が「スローとかを見る限りはレッドじゃないんじゃないかという気がした」とレッドカードの判定を疑問視。続いてJリーグの原博実副理事長も「厳しいと思う。角度によってはすごく当たったように見えたシーンもあるけど、実際はそんなに当たってないんじゃないか」と投げかけた。

 これに対し、家本氏も「正直、厳しいかなと。判断として。こういう表現がいいかはわからないが、パトリック選手がかわいそうだなという気がした。鈴木(優磨)さんに何も対処できなかったのは非常に残念だった。それがいくつかのアングルを見ての結論」と述べ、荒木主審に判定ミスがあったという見解を提示した。

 加えて家本氏は「じゃあなんでそういう判断をしてしまったかの話をしたい」と切り出した上で、荒木主審と両選手の位置関係に着目した。

 荒木主審は両選手の背後にいたため、家本氏は「全ての事実の情報を正しくキャッチできない位置にいる。主審からすると腕の動きはわかったんだと思う。でも腕の程度とか、どれくらい触ったのか、払おうとした手なのか、支えようとした手なのかの事実関係はわかりにくい」と分析。「荒木さんがもう少し冷静になって考えれば、客観的にこの事実が100%把握できるポジションにいたのかと問われた時には、事実も30%、40%くらいしかキャッチできていない」と述べつつ、「仮に見えている事実がダウトだから映像を見たいですとか、不確かな要素が強すぎるから映像がほしいということはできたのかな」とVARとのコミュニケーションにおける課題を指摘した。

 一方でVAR側からの介入は「このケースはだいぶ難しい」と説明。「レッドカードを感じてしまう映像が事実としてあって、それに対してはレフェリーは……。著しく不正な行為というより乱暴な行為なので、VARがレフェリーに『これは腕を置きに行っただけだよね』って取るのは認識として難しいんじゃないかと思う」と振り返った。

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