1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

大型補強の“J1昇格候補”長崎が開幕1分1敗…松田浩監督「徹底できなかったのが悔やまれる」

ゲキサカ / 2022年2月27日 21時50分

V・ファーレン長崎は0-1で敗戦

[2.27 J2第2節 横浜FC 1-0 長崎 ニッパツ]

 今オフに大型補強を行ったJ1昇格候補のV・ファーレン長崎がまさかのつまずきを見せている。J2第2節の横浜FC戦に0-1で敗れ、開幕2試合未勝利。この日は相手の倍以上にあたる15本のシュートで猛攻を仕掛けたが、最後まで同点ゴールは決まらなかった。

 開幕節で東京Vに引き分けた長崎は27日、アウェーで横浜FCと対戦した。前半の立ち上がりこそダイナミックな攻撃で主導権を握ったものの、相手のプレッシングにハマって徐々に流れを持っていかれ、前半28分に先制点を献上。後半は再びパワフルな猛攻を仕掛けたが、身体を張って守る相手を崩せないまま0-1で敗れた。FW都倉賢、FWエジガル・ジュニオ、MFクリスティアーノ、MFカイオ・セザールといったJ1レベルの選手たちが前線に並ぶ中、開幕2試合でわずか1得点。J1昇格候補筆頭に挙げる声もあったチームがいまだ本領発揮には至っていない。

 横浜FC戦の試合後、松田浩監督は「前半よかったのは前線へのダイレクトプレーを選択したこと。相手は前に来る力が強いので、ポゼッション、ビルドアップで丁寧にすると相手の良さを引き出してしまう。ただ、それを徹底できなかったのが悔やまれる」と敗因を分析。事前のゲームプランとの相違を次のように明かした。

「最初はそうやってやろう、すると相手が出て来なくなるんじゃないかということも考えて、もしそうなったらしっかり繋いでいこうとプランしていた。ただ思った以上に前線に預けることで起点ができて、効果的だったので、もっとそれを続けるべきだった。そこが前半の反省点。長いボールだけでなく、ゴロでも相手がついてきてくれるのでスクリーンされずにパスが通ることもあった。それを第一優先にして、徹底して続けるべきだった。後半は徹底できたのでCKを取るチャンスもあったし、セットプレーでは相手のマンツーマンディフェンスに対して準備してきたので出したいと思っていた。後半はやりたいことがある程度できた」

 アグレッシブなプレッシングを基本戦術とする横浜FCに対し、相手の出方を踏まえたゲームプランを準備してはいたものの、前半を通じて徹底することができず。指揮官はそのきっかけとして、前半7分のFW小川航基のヘディングシュートを挙げた。その場面ではGK富澤雅也がスーパーセーブで阻んだが、「どきっとするピンチが気持ちを後ろにさせてしまった」と指摘。「あの辺から流れが変わってしまった。そこでもっと前半の途中からでも、自分のほうから『徹底して続けろ』と言えばよかったかなと思っている。そこは自分としても反省しているし、ハーフタイムを待つまで指示を徹底できなかったのが反省点」。ならば、反省点は明確。「相手に対して一番効果的なことをやる」ということを徹底できるよう続けていくしかない。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください