「静学スタイル」にこだわる2年生CB行徳瑛、日本高校選抜相手にテクニックと堅守発揮
ゲキサカ / 2022年3月7日 11時25分
[3.6 ヤングサッカーフェスティバルU-18男子の部 日本高校選抜 2-1 静岡県ユース選抜 草薙陸]
“サッカー王国”静岡県の高校2年生によって構成された静岡県ユース選抜は、準備期間1日、またコロナ禍で所属チームでもなかなか試合ができない状況の中で日本高校選抜に挑戦。個々、チームとしての良さを出しづらい状況だったが、日本高校選抜の仲村浩二監督(尚志高)が各選手のテクニックと個人戦術の高さを称賛するほどのプレーを見せ、接戦に持ち込んだ。
特に印象的な動きを見せていたのが、キャプテンのCB行徳瑛(静岡学園高2年=静岡学園中出身)だ。清水や岐阜などを指揮した経歴を持つ浩二氏を父に持つ大型DFは、静岡学園中時代から注目されていた才能。昨年はU-17日本代表候補やインターハイ優秀選手に選出されている。
その行徳は、立ち上がりに日本高校選抜FW福田師王(神村学園高2年)の突破をスライディングタックルでストップ。その後もショートカウンターで抜け出したMF田澤夢積(青森山田高3年)を再び一発のタックルで止めて見せた。
また、2度3度とラストパスを読み切ってクリアするなど準備期間の少ないチームを後方で支え、ボールを持った際には正確なビルドアップやフィード。加えて、“静学仕込み”の足技でプレスを剥がして前進するなど攻守で存在感を発揮していた。
「自分の中で対人のところで相手にシュート打たれたり、クロスを上げられたりするところが課題だったので、そこは今回やろうと」意識しての80分間。最後の一歩を出して足に当てることを表現し、注目FW福田とのマッチアップでも優位に立っていた。だが、前半34分、ドリブルで攻め上がってきたCBチェイス・アンリ(尚志高3年)に寄せきれずにスルーパスを通され、福田に先制点を奪われてしまう。
結局、福田に2ゴールを許して敗戦。福田にキープされ、チャンスメークされてしまうシーンもあった。試合を通しての安定感も課題に。本人は攻撃面に関しては及第点をつけていたが、「(守備では日本高校選抜の方が)球際やプレスのスピードが一段階、全然上の方で自分もまだまだ足りないところばかり、これからまだまだやっていかないといけないと思っています」と成長の必要性を口にしていた。
それでも、185cmの長身で守備能力とテクニックを兼ね備えるCBは魅力十分。新生・静岡学園のチームリーダーでもある行徳は、日本高校選抜相手でも怖れることなくテクニックで勝負し、その力を表現していた。
-
-
- 1
- 2
-
この記事に関連するニュース
-
連載:高校マン・オブ・ザ・マッチ2024
ゲキサカ / 2024年7月17日 21時37分
-
名古屋のプロ2年目DF行徳瑛、長野へ育成型期限付き移籍「必ず成長して戻ってきます」
ゲキサカ / 2024年7月8日 10時43分
-
[MOM4757]静岡学園ⅡFW原星也(3年)_トップ昇格へ、俊足FWが得意の縦突破で結果
ゲキサカ / 2024年7月2日 19時34分
-
約半年間の離脱から、待望の先発復帰戦で光る動き。注目右SB野田裕人主将は静学を変え、毎熊、濃野に近づく
ゲキサカ / 2024年7月2日 15時59分
-
怒涛の立ち上がりで静学を飲み込み、8-1。プレミアWEST首位の大津が7連勝
ゲキサカ / 2024年7月1日 21時44分
ランキング
-
1体操19歳エース宮田笙子が喫煙疑惑でパリ五輪代表離脱 コーチ「調査していることは把握…状況見ている」
スポニチアネックス / 2024年7月18日 23時30分
-
2「たかがタバコで何を騒いでいる」 猪瀬直樹氏、喫煙疑惑「体操女子」19歳・宮田笙子に私見「こんな些細なことで19歳の夢を潰すつもりか」
J-CASTニュース / 2024年7月19日 10時54分
-
3カブスが鈴木誠也の通訳・松下登威氏を解雇と米報道 “水原スキャンダル”とは「同様の状況でない」
スポニチアネックス / 2024年7月19日 8時8分
-
4佐野海舟容疑者 父が代表務めるオンラインサロン運営会社が謝罪「多大なるご迷惑…申し訳ございません」
スポニチアネックス / 2024年7月18日 21時57分
-
5大谷翔平が着用したユニホームは「ゴミ袋」 MLB球宴ユニに批判殺到
東スポWEB / 2024年7月18日 17時6分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)