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『試合終了のホイッスルは、次の試合開始のホイッスル』。長崎総科大附MF竹田天馬は恩師の言葉を胸にピッチを走り続ける

ゲキサカ / 2022年3月7日 20時0分

 1月の高校選手権では、自らの立ち位置も実感できた。「もうちょっと自分ではできるかなと思ったんですけど、県と全国では全然ピッチや会場の雰囲気も違って、自分の強度も全然低かったので、あまり力を発揮できなかったです」。それゆえに再びあの舞台に戻りたいという想いは強くなっている。

「選手権には一番悔いがあるので、今まではあのピッチに立つことが1つの目標でしたけど、今年は先輩たちが乗り越えられなかったベスト8を絶対に達成したいですし、総附の先輩たちの記録でもあるベスト8を超えることだったり、優勝を目標にしたいと思います」。明確な目標を掲げて、新チームを立ち上げている。

 参考にしているのは、Jリーグ王者のレフティだ。「ポジションは違うんですけど、家長(昭博)選手はボールロストが少なくて、時間を作れますし、手の使い方や身体の入れ方も上手いので、使える部分もあるかなと思って見ています」。1年からトレーニングで意識してきたことで、ボールロストの回数も減ってきたとのこと。確かな成長の手応えも感じてきた。

 印象に残っている小嶺忠敏先生の言葉があるという。「県で優勝した時に喜んでいたら、『こんなことで喜んでいる場合ではない』だったり、『今からが勝負だろう』と言われたりしましたし、一番覚えているのは『試合終了のホイッスルは、次の試合開始のホイッスルである』ということです」。

 献身的にピッチを駆け、チームメイトをその背中と声で牽引する絶対的なキャプテン。周囲も一目置くような人間性を兼ね備えた竹田が聞く試合終了のホイッスルは、いつでも次の試合に向けた準備のホイッスルでもある。

(取材・文 土屋雅史)

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