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スピードスターが名乗りたい“総附の伊東純也”。長崎総科大附FW筒口優春は中体連出身のブレイク候補

ゲキサカ / 2022年3月7日 20時15分

長崎総合科学大附高のスピードスター、FW筒口優春

 まだコンスタントに実力を発揮するには至っていないが、持っているポテンシャルはかなりのもの。その得点感覚が、そのスピードが、100パーセントで顔を覗かせた時には、チームが大きな力を得られることに疑いの余地はない。

「代えの利かない選手にならないといけないと思っています。自分の武器をちゃんと出して、チームにとってプラスになる部分を出していければ、チャンスはもらえると思うので、そのチャンスを掴めるように、毎日の学校生活からしっかりやっていきたいです」。

 何かをやりそうな雰囲気を纏っているアタッカー。長崎総合科学大附高(長崎)のナンバー7。FW筒口優春(2年=西彼杵郡長与中出身)の2022年、期待大。

 15時間近いバス移動を経て挑んだ2022プーマカップ群馬の1日目。「最初は移動の疲れもあってみんな体が動いていなかったですけど、『それは言い訳にできない』とみんなで言っていました」と語った筒口は、なかなか思うような出場機会を得ることができなかった。

「昨日は自分のやることがハッキリしなくて、中途半端になっていたことで、なかなか出られなかったのだと思ったので、今日はやってやろうという気持ちで試合に挑めました」。7時代にキックオフされたB戦で、筒口は2ゴールを記録。フォワードとしての能力を披露すると、続く尚志高(福島)とのA戦でも後半からピッチに投入される。

 すると、登場から1分経たないうちに結果を出す。「味方の山下が声を掛けてくれていたので、クロスに入りやすかったですし、自分が入るところも良かったと思います」。右サイドからMF山下竣介(2年)が上げたクロスへ飛び込むと、鮮やかに揺れたゴールネット。ガッツポーズと笑顔が弾けた。



 中学時代は西彼杵郡長与町の長与中サッカー部でプレー。県トレセンに選出されていたこともあり、V・ファーレン長崎U-18の練習にも参加したが、「長崎で一番全国に近いチームは総附ですし、自分のプレースタイルもユース向きではないかなと思ったので、声を掛けてくれた総附に決めました」と進路を定めた。

 高校選手権では全3試合で途中出場。「魅力のある選手なんですけど、あの起用は博打でしたね(笑)」とは定方敏和監督だが、「北海高(北海道)戦と堀越高(東京)戦も同点の段階で、勝っている状況で出してもらったわけではなかったので、自分も『期待してくれているな』と感じて嬉しかったです」とは筒口。小さくない経験を全国の舞台で積むことになった。

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