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山口育ちの明るいディフェンスリーダー。FC東京U-18DF東廉太は描き続けてきた夢を掴み取る1年に

ゲキサカ / 2022年3月8日 7時20分

FC東京U-18を引っ張るディフェンスリーダー、DF東廉太

 自らの夢へと続く扉を開くため、生まれ育った山口を後にして、首都のクラブで勝負しようと決意したその瞬間から、意志が揺らいだことはない。青赤のユニフォームとともに、行けるところまで行ってやろうと、ずっとずっと思ってきた。

「自分の最終目標は世界で活躍するセンターバックを掲げているので、そこに行くには代表には入らないといけないですし、しっかり結果を残さないとそこにも行けないと思うので、まずはFC東京で結果を残せるように成長していきたいです」。

 189センチの体躯を誇るセンターバック。FC東京U-18(東京)の元気印。DF東廉太(2年=高川学園中出身)の発散するポジティブなオーラは、既にチームにとっても必要不可欠だ。

 最初の“キッカケ”は小学校6年生の時だった。「柳東スポーツ少年団というチームでプレーしていたんですけど、山口県の代表チームに選ばれた時に、全国の代表が集まる大会が静岡であって、その時に山口さんというスカウトの方から『むさしに来ないか?』と声を掛けていただいたんです」。

 家庭の事情もあり、その時は山口に残ることを選択したものの、「そこでしっかりと上が見えたので、高校からは入れるように、FC東京のアカデミーの選手たちに負けないようにと思って、しっかり努力はできました」とのこと。「保証されていたわけではないですけど、ずっとFC東京に行きたい想いはありましたし、中学校の3年間も山口さんが山口までプレーを見に来てくださったり、練習会にも参加させてもらって、『このチームが好きだな』と思ったので、決めさせてもらいました」と、U-18からFC東京へ加入することとなった。

 最初は周囲のレベルにカルチャーショックを受けたという。「意識の部分での違いはなかったので、そこで自分は『差を見せ付けてやろう』と思ったんですけど、パスのテンポや技術の部分に差はありましたね」。少しでも上手くなるために、ひたすらパスアンドコントロールの練習を繰り返す。徐々に環境には慣れていったものの、1年時はケガもあってなかなか思うようなキャリアを積めない自分がいた。

「2年生の途中まではずっとBチームで試合に出ることができなくて、そこは自分の中でもいろいろな葛藤があったんですけど、やっぱりやり続けることの大切さを奥原さんや石川直宏さんから教わって、さらにやり続けたことで徐々にプレミアリーグでもスタメンで使ってもらって、試合をこなすごとに成長している実感は自分の中にありました」。

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