[デンチャレ]自分への要求高め、京都でさらなる進化。強力FW木村勇大は大学サッカーからパリ五輪へ
ゲキサカ / 2022年3月11日 0時11分
[3.10 デンチャレGL第2節 関西選抜 2-0 九州選抜 Jヴィレッジ]
大学サッカーからパリ五輪へ――。スケール感大のストライカーがデンソーカップチャレンジで存在感を示している。FW木村勇大(関西学院大3年=大阪桐蔭高)は昨年10月に23年シーズンからの京都加入内定。今年は2月19日に行われた浦和とのJ1開幕戦で公式戦デビューし、同23日のルヴァンカップ・柏戦で初ゴールをマークしている注目ストライカーだ。
登録184cm、78kgの身体はピッチで明らかに目立つ。この日、関西選抜のキャプテンマークを巻いて九州選抜戦に先発出場した木村は、PAでの力強い仕掛けや、スピードに乗った抜け出し、ラストパスで決定機を演出。シュートこそゼロに終わったものの、フィジカル能力の高さを活かした競り合いなどJ1内定、プロデビューした選手に相応しい動きを見せた。
「自分はJリーグに出ているということで大学生に止められたらダメですし、関西は今年絶対に優勝しようと高い意識を持ってやっている。自分はキャプテンとしてチームを引っ張ろうという思いが強かったので、プレーに出せた部分は多かったと思います」。プロを知り、数字の重みを実感しているだけに満足感はない。注目される中でしっかりと結果を残すことを求めていく。
木村は大阪桐蔭高2年時に全国高校選手権出場。関西学院大では1年時にから公式戦出場のチャンスを得て関西大学選抜、2年時には全日本大学選抜と順調に階段を上ってきている印象だ。だが、本人は「全然上手く行っていなかった」と振り返る。
「去年も最初らへんは関学でも試合に出してもらえなかったり。絶対に出れるのに何で出れへんのやろ、とか……。いつも葛藤があって、そういう葛藤と戦う中で京都が声を掛けてくれて、自分の中で課題をしっかり見つめて、一個一個潰していって、やっと自分の感触的にも、外からの評価も、自分の中でやっと順調になってきました」
自分を変化させたのは、昨夏から秋に掛けての時期。プロの選手とプレーする中で、できる部分とできない部分が明確に分かったという。「大学で何かができたら満足している弱い自分がいて、というのに凄く気づけて」意識変化。自分に求める基準をプロで活躍するための基準に変えた。そして、京都での日々が成長を加速。競り合いで先にDFに身体を当てることや、ボールの置きどころなどの駆け引き、細かな技術の部分から進化させている。
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