1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

新チームの22年ファーストマッチは東山に3-1で快勝。新生・青森山田が引き受ける「三冠した次の代」の期待と重圧

ゲキサカ / 2022年3月12日 22時16分

 恒例とも言うべき試合前のウォーミングアップから、青森山田の勢いは際立っていた。先頭に立って大声を張り上げていた中山は、「去年は本当に凄い人たちがいたので、なかなか自分から何かを出さなくても仕上がっていた部分もあったと思うんですけど、今年は去年より力がない中で、自分が経験したものをどんどん出して、そのレベルに近付けていかないといけないので、練習から常によりプラスの方向に行ける声掛けを考えています」ときっぱり。主力としての自覚が言葉の端々にくっきりと滲む。

 昨年はプリンスリーグ東北が主戦場だった代田も、トップチームの守護神に求められる役割の意味をこう語っている。「1試合を通じて“被シュートゼロ”を目指すというのは本当に凄いことなので、プレッシャーは感じていますけど、今の自分たちは結構シュートを打たれているので、まだまだだと思います。1本を打たれて、その1本が決まってしまったらキーパーのせいなので、そこに掛かる責任は大きいですね」。築き上げられてきた“基準”も、3月の時点で確実に引き継がれ始めているようだ。

 今シーズンの主将を務めるDF多久島良紀(2年)が負傷離脱中ということもあり、チームをまとめる役割を託されている中山に今シーズンの目標を問うと、こういう答えが返ってくる。

「目の前の1試合1試合を全力でやりたいです。フィジカルや走ったり、頑張ったりという面もそうですし、コミュニケーションを取ったりと、自分たちにできることを全力でやろうとみんなで話していますし、僕たちは青森山田なので勝利にもこだわって、チームの価値を上げていった結果がインターハイ優勝、プレミア優勝、選手権優勝という結果に繋がっていけばいいと思うので、まずは先を見ずに、謙虚に1試合1試合やっていけたらと思います」。

 王者に息衝く伝統の力。青森山田。間違いなく今年も、強い。

(取材・文 土屋雅史)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください