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[TOKINOSUMIKA CHALLENGE]覚醒した選手も。昨年からの成長示すU-16日本代表候補が6-3で帝京長岡に逆転勝ち!

ゲキサカ / 2022年3月12日 23時8分

後半21分、U-16日本代表候補のMF山本丈偉(東京Vジュニアユース、右)が決勝点。FW磯崎麻玖(大宮アルディージャU-15)と喜ぶ

[3.12 TOKINOSUMIKA CHALLENGE第2節 U-16日本代表候補 6-3 帝京長岡高]

 中学3年生と早生まれの高校1年生で構成されるU-16日本代表候補が、高校サッカーの強豪校の胸を借りる『TOKINOSUMIKA CHALLENGE』。11日に関西の強豪・東山高(京都)を3-1と破り、12日の第2戦で北信越の雄・帝京長岡高(新潟)と対戦した。

 U-16代表は第1戦から11人全員を入れ替え。GKには田中亜理(柏レイソルU-15)、DFは右から柴田翔太郎(川崎フロンターレU-15)、本多康太郎(湘南ベルマーレU-15)、小沼蒼珠(三菱養和SC調布ジュニアユース)、西川宙希(セレッソ大阪U-15)、中盤は右から市村健(柏レイソルA.A.TOR’82)、エレハク有夢路(東急SレイエスFC U-15)、矢田龍之介(1FC川越水上公園)、小竹知恩(プログレッソ佐野F.C.U-15)が並び、そして2トップにはFW磯崎麻玖(大宮アルディージャU-15)とキャプテンマークを預かった徳田誉(鹿島アントラーズつくばジュニアユース)が入った。

 試合開始早々に先手を取ったのはU-16代表。小竹のドリブルシュートがポストを叩いたこぼれ球に抜け目なく合わせた徳田がゴールネットを揺らして試合を動かす。だが、帝京長岡もすかさず反撃。12分に巧みなパス&ムーブを組み合わせる見事な攻めからFW松山北斗が見事なシュートを叩き込むと、続く20分にも松山が速攻の流れからミドルシュートを突き刺し、試合をひっくり返した。

 試合の流れを完全に持って行かれてもおかしくない展開だったが、森山佳郎監督が「攻守でうまくいかない時間帯も長かったが、ポジティブな雰囲気を崩さずに我慢してくれた」と語ったように、U-16代表は飲水タイムを使って立て直す。26分には矢田の縦パス1本からのロングカウンターで抜け出した磯崎がドリブルで相手DFをはがしながらの右足シュートを流し込んで同点に追い付く。その後はMF廣井蘭人のPKで帝京長岡が再び勝ち越し、ハーフタイムを迎えた。

 攻守の戦術的な狙いどころを確認するとともに、森山監督は「俺は2点差でも逆転できるなと思っていたから、みんなで粘って1点差で来てくれた。これなら絶対に逆転できる。勝てるよ」と言って選手たちを送り出す。「逆転は得意なので」と笑う指揮官に活を入れられた選手たちは、後半開始からアグレッシブなプレーを披露。後半4分には中盤でタフにボールを奪い取った交代出場のMF山本丈偉(東京ヴェルディジュニアユース)の縦パスを受けた磯崎がドリブルで持ち込んで強烈なシュートを叩き込み、再び同点に追い付く。

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