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小学生の頃から憧れていたチームで目指す日本一。青森山田の新守護神、GK代田昂大が”声”で示す絶大な存在感

ゲキサカ / 2022年3月13日 21時2分

青森山田高のゴールマウスを託された新守護神、GK代田昂大

 失点をしないことは、もはや当然のノルマ。シュートすら1本も打たせないことを求められているチームのゴールキーパーに、掛かるプレッシャーの大きさは想像もつかないが、それすらも楽しんでしまうようなメンタルが、この男からは感じられる。

「今年も期待は凄くされると思うんですけど、その期待や重圧に負けないような、それを跳ね返すぐらいのメンタルの強さを持って、試合でも良いパフォーマンスを続けていきたいですね。去年を超える結果は出ないですけど、内容的に去年を超えたいと考えていますし、そういうチームを作っていけたらなと思います」。

 小学生の頃から憧れていたチームで、日本一を目指す権利を手繰り寄せた青森山田高(青森)の新守護神。GK代田昂大(2年=サガン鳥栖U-15出身)が明るく発散していくエネルギーは、三冠王者のディフェンス陣をポジティブに勇気付けていく。

 とにかく声が出る。厳しい声も、鼓舞する声も、このゴールキーパーは積極的に言葉として発していく。「自分は他のキーパーに比べて身長が小さいので、それを他でどう補おうと思った時に、コーチングの声だったり、セービングだったり、ポジショニングだったり、そういうところでカバーしていこうと自分でも決めていますし、それはコーチにも言われていて、やっぱり存在感を出したいので、特にコーチングの部分を頑張っています」。

 憧れているのは、日本サッカー史に残るレジェンドだ。「川口能活選手が好きですね。自分が生まれた時ぐらいの選手なので、実際のプレーは見たことがないんですけど、動画とかで調べて、あの迫力だったり、身長を他の部分でもしっかりカバーできている部分は参考にしていますし、ああいうキーパーになりたいなと思っています」。川口同様に177センチという身長を感じさせないパワフルさを、代田も身に付けている。

 三冠を勝ち獲った正守護神からは、学ぶことが多かったという。「(沼田)晃季さんは凄くストイックな方で、いろいろなことを真面目にやっていましたし、安定感もあったので、すべてを含めて自分の力ではまだまだ試合に出られなかったなと。晃季さんだからこそ全国優勝できましたし、信頼感を得ていたのかなと思っています」。

 昨シーズンの主戦場はプリンスリーグ東北。「尋さんはキーパーの中だったら一番仲がいいと思っていて、結構笑わせてくれるので、好きです(笑)。尋さんもすべての部分で飛び抜けているというか、安定しているので、自分は安定感の部分で負けていたのかなと思います」。基本的には鈴木尋(3年)が試合に出ていたが、代田も2試合でスタメンの機会を得た。

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