C大阪U-15時代のチームメイト・北野颯太の活躍も大きな刺激に。東山MF真田蓮司は「もっともっと」を追求し続ける
ゲキサカ / 2022年3月14日 20時10分
高いレベルを体感したことで、目指すべき基準は上がり続けている。もっともっとやらなくては。もっともっとできるはず。自分への期待を自分自身に課し、さらに先の世界へと駆け抜けていくイメージを携えつつある。
「もっともっとプレースピードを上げたいですし、守備も攻撃もできる選手にならないとダメですし、自分で奪ってカウンターで点を決めることも大事で、自分にできることを増やしていかないと、まだまだの選手だなと思います」。
勝負の1年を迎える東山高(京都)が誇るプレーメイカー。MF真田蓮司(2年=セレッソ大阪U-15出身)は“もっともっと”を今後の大きな伸びしろに繋げていく。
「自分のプレーの幅を広げてほしいので、この何試合かはあえてあのポジションをやらせています。本来やりたいところはボランチなんでしょうけど、彼がもっともっと良い選手になるための試練ですね」。そう笑うのはチームを率いる福重良一監督。青森山田高(青森)と選手権以来の“再会”となったTOKINOSUMIKA CHALLENGE。真田はボランチではなく、ほとんどフォワードに近い1.5列目気味の位置に配される。
「1個前でプレーすることで、自分のプレーの幅も広がると思いますし、先生にも『もっとゴールに関わる選手になってほしい』と言われているので、いかに攻撃で活躍できるかですね。『フォワードはこういうパスを欲しいのかな』というのが結構分かってきているので、次にボランチに戻った時にフォワードの気持ちも分かってできれば、自分の成長に繋がるんじゃないかなと思います」。もちろん起用の意図は理解済み。ただ、この日は相手の高い強度の守備を前に、なかなか攻撃の形を作り出せない。
だが、3点をリードされた終盤に、一瞬でその才能を煌めかせる。こぼれ球を拾ったのは、まだゴールまで30メートル以上はある位置。それでも真田が躊躇なく打ち込んだ軌道は、GKの頭上を破ってゴールネットへ突き刺さる。「先生も良く『ドライブのシュートで思い切って狙えば入る』みたいな話をずっとしているので、それで思い切って打ったら入りました」。
さらっと口にしたものの、まさに“ドライブシュート”を得点に結び付けてしまうセンスの高さ。「彼個人としては。単純に良いものを持っているので、持っているだけではダメで、良いものは生かさなあかんし、チームに還元できなあかんし、それがまだまだできていないですから」と指揮官は期待を厳しい言葉に滲ませるが、やはりスペシャルな力を有していることに疑いの余地はない。
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