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U-16代表候補は22年初合宿で大会経験し、基準実感。全国視察の森山監督「『俺を呼べ』という存在感を見せてほしい」

ゲキサカ / 2022年3月17日 18時48分

U-16日本代表の森山佳郎監督は新たな才能の出現にも期待する

 3月7日から12日にかけてU-16日本代表候補は静岡県内にて強化合宿を実施した。コロナ禍の影響によって中学生としての日常から活動を大きく制限されていた年代であり、代表チームとしても「国際試合はもちろん、大会にもまったく出ておらず、とにかく経験が不足している世代」(森山佳郎監督)になってしまっていた。2月に予定されていた強化合宿も中止となっていただけに、「この3月の合宿は何としても大きな意味のあるものにする必要がある」と位置付けて臨んでいた。

「このままでは代表チームの強化はもちろん、世代全体に刺激を与えるという意味でも大きくマイナスの影響が出てしまう」と考えた森山監督は、この合宿を大会方式で実施することに。『TOKINOSUMIKA CHALLENGE』と題した舞台を作って、高校サッカーを代表する強豪校を招いて、「その力を借りて選手たちに高い基準を示す」(同監督)場と位置付けた。

 東山高(京都)、帝京長岡高(新潟)、青森山田高(青森)の3校の胸を借りての強化大会。東山との初戦から「年下には負けられないという気持ちを見せて向かって来てくれたので、本当に有意義な試合になった」(森山監督)。合宿のテーマとして掲げていたのは「インテンシティ(プレーの強度)」。ボールを奪いに行く激しさと厳しさを追求する中で、それを回避するスキルも養う狙いをもってトレーニングから取り組み、実際に高校トップレベルのプレッシャーを受けながらのゲームで、それぞれの選手が課題と収穫を持ち帰る流れとなった。

「アジア予選のような4チームのグループリーグを想定して大会に入ったので、まずは東山さんとの試合で『こういう大会の初戦は本当に大事なんだ』という話をして試合に入りました。『セットプレーが大事なんだ!こういう大会はそこで勝敗が分かれるぞ』という話もしながら前日に菅原大介セットプレー担当コーチに練習してもらったのですが、まさにセットプレーで奪った1点を守って勝ち切るという貴重な経験ができました」(森山監督)

 続く帝京長岡との第2戦は乱打戦。前半から激しい攻防となった。

「本当に素晴らしいチームを相手にした第2戦も、先制しながら逆転されて、そこから追い付き、また勝ち越されて、後半にもう一度追い付いて逆転して勝ち切るという最高の経験でした。普通の合宿だけではなかなか持ちづらいチームとしての一体感も強く出てきていたと思います」(森山監督)

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