ロス五輪世代のU-17代表は雨中で奮闘も、「J-VILLAGE CUP U18」初戦黒星。巻き返して底力示すか
ゲキサカ / 2022年3月18日 21時3分
[3.18 J-VILLAGE CUP U18 U-17日本代表 0-1 尚志高 Jヴィレッジ]
18日、福島県のJヴィレッジにて、第4回 J-VILLAGE CUP U18が開幕した。流通経済大柏高(千葉)や尚志高(福島)、京都橘高(京都)、昌平高(埼玉)、帝京長岡高(新潟)といった高校サッカーの強豪や、清水エスエスパルスユース(静岡)や川崎フロンターレU-18(神奈川)のような高円宮杯プレミアリーグに所属するチームも参戦したほか、U-17日本代表もエントリーした。
新高校2年生を主体に早生まれの新高校3年生を加える形で編成された今回のU-17代表。2005年1月1日以降生まれというカテゴリーは、レギュレーションの変更がなければ「6年後のロサンゼルス五輪における最年長世代であり、その中心になっていくべき年代の選手たち」(山本昌邦技術副委員長)である。コロナ禍の影響で活動が制限されてきたために、「まだまだ強化が足りない」(同副委員長)年代だからこそ、こうした大会への参加を通じて、代表選手としての意識を醸成しつつ、実戦を通じての成長を図る機会とする考えだった。
大会会場のJヴィレッジで合宿を張って大会に臨んだU-17日本代表は、本来であれば心身共に万全の仕上がりとなる流れである。ところが、試合前々日の夜に震度6強の地震が直撃。全員で廊下に退避し一夜を過ごし、精神的な意味でもコンディションという意味でも、「非常に難しい状態」(冨樫剛一監督)となってしまった。
こうして臨んだ18日の尚志戦は、みぞれ混じりの雨模様で春とは思えぬ寒さの中での試合に。先発のピッチに立った11人は、GK小林将天(FC東京U-18)、DFに舩木大輔(横浜FMユース)、市原吏音(大宮U18)、尾崎凱琉(大阪桐蔭高)、飯田陸斗(京都U-18)、中盤はアンカーに林奏太朗(鳥栖U-18)、その前に大関友翔(川崎F U-18)、廣井蘭人(帝京長岡高)、3トップに早川隼平(浦和ユース)、後藤啓介(磐田U-18)、鈴木陽人(名古屋U-18)が入った。
試合は序盤からやや硬い展開に。U-17代表はボールを動かす意識こそ高いものの、尚志の守備を切り崩すには至らない。逆に尚志の得意とするサイド攻撃を受ける場面もあり、前半33分には尚志FW網代陽勇の得点を許してしまい、なかなか攻守のリズムを掴めないままハーフタイムを迎えることとなった。
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